出にくいビザ、国際免許不可、現金オンリー
障壁を超えた先にあるものは一体何だったのか。
イランの鉄道はやばい
イランに行ってきた。実際にはアゼルバイジャン→アルメニア直接行けないからイラン回ればよくねという安易な気持ちだった。迂闊だった。見どころがあるすぎる。
悪条件は多い。イラン国内ではクレジットカード不可でめんどい。傷物の渡航歴でもうアメリカにはビザフリーで行けない。
しかしこと鉄道に関しては行く価値があるかもしれない。今回はその撮影記録だ。
1ヤスド砂漠
ギャン晴れ。3重連なんてのも来る。
この区間の貨物の本数は多い。バンダーアバス方面への輸送の要らしい。というかここがボトルネックになっていて、遠くの信号所で待ちが発生している。
イラン鉄道
砂漠は強烈な印象を残した。2020.01 pic.twitter.com/yZtFhSPswG— 石器時代 (@NsaYamamoto) January 31, 2020
該当カーブの連続の他にも東へ15kmくらい走ると道路が線路をまたいでるのでそこでも撮れる。まあ砂漠なのでこの一帯はどこでも撮れる。
SLです。
鉄道は砂漠からしたらちっぽけな存在である。
1.山脈 Bisheh
Bisheh はイラン西部の山脈にある村だ。かなり山深い。
かなり山深い…
デスロード。ここはちょっと引き返そうか迷った。
テヘランから車で5時間の所にある。そもそもイランの道を運転自体危険だ。交通倫理などない。
道間違えたんじゃねと思ってしまうような道を超えていく。道の至るところには落石。怖すぎる。ここで車を破損してしまっても誰かに助けてもらえる気がしない。
イランは山岳国家だ。
雄大な山を背に走る鉄道はどこか親近感を覚える。 pic.twitter.com/kZiIcNwXxP— 石器時代 (@NsaYamamoto) February 1, 2020
やばい道を突破するとその橋は待っている。
個人的には砂漠よりも好きかもしれない。嘘砂漠好きです。
以下のような感じで結構来た。午前中は北行きが多かった。あくまで自分が行った時のです。
1/15/2019
931 げてもの 南
1035 北
1057 げてものかどう
1122 北旅客
1210 南
1215 北
1308南
1319げてもの北
1438 旅客 南
1508南
1524 北
1/16/2019
748 北
838 北
1005 南
1024 北 良い
1115 北 旅客
1143 南 見る鉄
1217 ゲテモノ 北
旅客 南
1.2 Cham Chit
Bisheh と Dorud の間にも村がありそこにも石の橋がある。
見る鉄したあとゲテモノくらいしか来なかったので大しくじり。なので列車は映ってません。
ここは2.1のBisheshから山道を北へ走って行く。google mapには掲載していない道だが確かに道はある。逆向きは上り坂になる。車のパワーを考えると逆行は危険かもしれない(セダンやコンパクトカーで登り切れるか不明)
3行く途中ついで撮影地。直線
初日車を借りて移動がてらにとったところ。本命ではなかったけど余りにも開けていて撮り放題。
Imam Homeni International Airport から南へ9kmくらい。 Amuk-e-payin とかいうところ。
すんごい平なのきた。
3.1本命ではない場所 その2
行ってみただけ。光全然ダメ。(夕方はテヘランから南へ走る列車が来るので、絶対正面に光が来ない)高圧線が。
Qom から南東へ30kmくらい。 Hoseynabad-e-Mish Mast という村の近く。
4テヘランから徒歩で行ける撮影地
ここは手軽で最高。
テヘランメトロ3号線(水色のライン)南の終点 Azadegan Subway Station から歩いて3分くらい。テヘランへ到着直前の旅客列車がボンボン来る。撮影していたら親切なおじさんがこの付近は治安が悪い地区だからそんなカメラを持って歩くのは気を付けろよと言われた。確かに廃材が散乱したような工場が近くにあり、綺麗な場所ではなかった。日中なら大丈夫じゃないかと思う。
道に広さがあるのでアングルをいろいろできた。
魅力的ではない中華製っぽい列車も来る。
イラン 旅客列車 pic.twitter.com/XXZxrz7mYc
— 石器時代 (@NsaYamamoto) February 9, 2020
イかなかった所
5.1. イラン北部
本当はここが最も有名なんだけど行きそびれた。 Veresk という村。3重の石アーチ橋がある。らしい僕は見てないけど。
ループ線マニア 世界の山岳鉄道愛好会: アジア②イラン国鉄イラン縦貫線 驚異の6連ヘアピン
このサイトでは驚異の六連ヘアピンと書いてある。
5.2トルコ付近
タブリーズから西へ120km以上。 Ghotour Bridge という。
ここは石ではなく鉄橋だがかなり巨大でgoogleで写真を見る限り圧巻である。トルコ方面と接続する鉄道らしい。列車全然来なそうだけど画像検索だと走行写真もgoogleで出てくるのでワンチャン。
イラン鉄道。イラン自体は疲れるというかExhausting なんだが、鉄道に関してはそこに喜びがあると言って良い。僕がイランでどれだけうんざりしたかは以下から。単に僕がなじめなかっただけかもしれない。
鉄道には罪は無いのでイラン鉄道をぜひ味わってください。