ラトビアの鉄道の魅力はエレクトリーチカ、ソ連の電車にある。このために来る価値はある。
未だに活躍しているのはバルトではここだけだ。EU全て見てもこんなものがドカドカ走ってるのラトビアだけなのだ!
最古は1966年製から1980年代の生産で、RVR リガ工場で製造された。
ラトビアの路線と電化区間
LDz ラトビア国鉄の路線図。
ラトビアには首都リガを中心に5方向に線路が伸びている。うち4方向が電化
- 黄色 Skulte線 →全線電化
- 青 Tukums線 →全線電化
- 紫はAizkraukle まで電化
- 赤はJelgava まで電化。
赤線は体感メルヘン顔が多くハズレ。
Tukums線
Pauls Stradiņš大学病院横 午前
撮影日: 2022年9月8日
場所: 56.936079, 24.056810
運が良ければ流線リーチカがやってくる。ER2M 605 という1編成だけが丸い顔なので、捕獲は難しい。
まさかの1966年製、56年前の電車だ。
ほぼ化石が車輪つけて走ってるレベルだ。
ЭР2М-605 — Photo — RailGallery
RVR 30.06.1966
駅で言うとtornakalns からZasulauksの間です。
丸リーチカについて
丸リーチカは1編成しか走っていない
リガ駅で西側についている ER2M 60509はおそらく1ヶ月以内に更新がかかって,塗装が新しい
上の写真は60501,でリガ駅で東側に来るもので塗装が古い。
筆者が8月13日に来た時点では、60509側には別の車体の角リーチカがついていたのは確認済みで9月までに編成を組み替えたと思われる。
つまり時期によっては片側が角リーチカとなる場合があるので撮影時は注意。
Pauls Stradiņš大学病院横 午後
場所: 56.932785, 24.058982
撮影日: 2022年9月8日
同様の丸リーチカ
下の角リーの写真と見比べると、顔がでかく肥満体みたいに見えるな。
動画:
普通のリーチカ6連。
気づいたけど角リーチカは前に向かってすこし細くなっているので小顔に見える。
ЭР2-8004 — Photo — RailGallery
RVR 1981年9月
この奥に工場?みたいなのがあり、全検明けみたいに奇麗なDR1Aが走ってきた。しかも6連だ。
塗りたてのピカピカは映えるぜ。
ДР1А-198; DR1AC-185 — Photo — RailGallery
RVR 11.1992製
Babīte駅西 夏限定早朝
夏ならギリギリ朝光が当たる撮影地。ここ自体は特にお勧めする程ではないが、ここに朝に張り込んで、丸リーチカが来るか張り込みをすることが出来る。僕はここに居たら西行きの丸リーが来たので、折り返しを撮るため大学病院横の撮影地に移動した。
場所: 56.963804, 23.922095 (GPS情報なく、1個電柱隣かもしれない)
撮影日: 2022年9月8日
特にお勧めではないと言ったが朝光線のリーチカもこれはこれで良いものだ。
RVR 05.1988 年製
Skulte 線
Ziemeļblāzma駅の北
撮影日: 2022年9月8日
場所: 57.041630, 24.106516
ここはガチで最高だった
エレクトリーチカ部門、人生最大のVである。
これまで他に4カ国で丸いリーチカを撮ったが、これが最も良い編成写真となった。奥は完全に晴れているが、実は雲が背後にかかる可能性もあり、本当に飛んでくれてよかった。
60509は9月に塗装が新しくなって出た側で塗装が超綺麗。
Garciems駅の東
撮影日: 2022年8月14日
場所: 57.105109, 24.216857 (GPS情報が無く大体)
こちらは丸リーチカでなく普通の角リーチカ狙いで撮影。コピーカット8本くらい取って、撮影した本人も拡大して車番見ないと違いがわからないレベルなので、抜粋して紹介
メルヘン顔 これが来るとガッカリするが、全くカットが無いのも困るのでいいや。
ラトビア国鉄では信じられないことに、片側メルヘン片側角リーチカというのも存在する(見る鉄にて確認)
RVR 05.1973年製 この見た目でも角リーチカより10年古く、製造から49年も経っている
まじかよ…
6連を丁度いい光線で撮れた。
ЭР2-1317; ER2T-2207R — Photo — RailGallery
製造: 06.1983
4連
ЭР2Т-7114 — Photo — RailGallery
1988年3月
AIZKRAUKLE 線
紫線も角リーチカが走ってくる。Skulte線より本数が少ないので注意
Saulkalne駅西
撮影日: 2022年8月13日
場所: 56.847949, 24.451685 (GPS情報が無く大体の位置)
1個上の写真と間違い探しレベルでコピーカットなんですが、どこが違うかおわかりいただけただろうか?
通過時間15:52
全く同じ個体を、ほぼ同じ構図で撮影していた!ぱっと見同じ写真に見える(木が途切れているのと、信号が無いので撮影地が違うと分かる)
時間 16:04
DR1A の6連は嬉しい。
ДР1А-311; 2ТЭ116-670 — Photo — RailGallery
RVR 11.1992年製
エレクトリーチカの終焉
2023年までに配達されるとのこと。既に1両はラトビアに到着し、運用にはついていないが、一般公開はなされた。
新車の導入ニュース: Škoda 7Ev
一般公開:
ラトビア新車両、ついにリガ駅に姿を表したとのこと 日付は9月7日https://t.co/0CtouTYi5u
— 石器時代 (@NsaYamamoto) September 13, 2022
9月7日一般公開の様子 Facebook の投稿
https://t.co/VkaUmhP6PD
ラトビア、1988年が最後の新車両導入だったが 2023年についに新型シコダが運用開始するとのFacebookの投稿
先日の一般公開の様子— 石器時代 (@NsaYamamoto) September 19, 2022
おわりに
僕は完全に満足した。
今が最後なのでラトビアリーチカ撮りたい人は本当に来たほうがいい。
新型シコダ車両の配達が遅れる可能性はもちろんあるが、今こればガチャでイライラする必要は無いのだ!
それと今回驚いたのは古い順として
- 丸リーチカ 1966年製
- メルヘン顔 1978年前後
- 角リーチカ 1988年前後
となっていることだ。メルヘン顔って更新前は丸だったのだろうか?
ラトビア貨物のおすすめ撮影地
リンク: レゼキネ