【キューバ】愛しいソ連カー ラーダに実際に乗ってみた【LADA】

¡Hola!

どうも、NSZ代表取締役の山本です。

キューバと言えば「アメ車」「60年代のアメリカ」「アメ車の天国」。

アメ車目当てにキューバに行こうという日本人も多いのではないでしょうか。僕もそうでした。

アメ車のほとんど、というか全てが、観光客相手のタクシーとして営業しているので、簡単に乗れます。乗りたくなくても「アミーゴタクシータクシー」声をかけて来まくります

 

だがしかしボロい車は西側のものしかない、なんてことはありません。

西側があるということは、東側のもあるのだ。

ソ連の名車LADAだ。

 

 

 

 

 

関連記事:

http://syachikuai.com/2019/01/12/%E3%80%90%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%91%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E3%82%BD%E9%80%A3%E3%82%AB%E3%83%BC-lada%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%AB%E3%83%BC/

 

 

1.LADAって何?

ラーダ(英語: Lada, ロシア語: ЛАДА)は、ロシアの自動車メーカーであるアフトヴァースが製造・販売を行っている自動車ブランドである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%80_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A) より

 

 

特徴1 : かなり頑丈(らしい)

“More than half the parts are the original ones but it’s done more than 1 million kilometers (625,000 miles).”

「半分以上のパーツがオリジナルののままだったが100万キロ走った。」

https://www.quora.com/Are-Russian-cars-any-good より

 

まじか….

100万キロって長距離トラックレベルなんですが

 

特徴2 .やっぱりローテク

“It was designed and engineered for low-tech maintenance”

「ローテクの神」【超雑訳】

同サイトより

 

特徴3 : ローテクすぎて逆に治しやすい

「価格の安さと整備性(構造が単純なため、壊れてもすぐ直せる)によって、現在も非常に多くの新・旧ラーダが旧ソ連構成国や東欧で使用されている。」

-同wikipediaより

 

ソ連カーの評判、「壊れる」というのをよく聞きます。(ワイルドスピードでロシアの敵役がソ連の車はク〇だ!と言ってた気がする。)

一方で「頑丈」という評判もあります。

元々壊れるから、未熟練な修理工でも直せるように超簡単な構造で作りました。自分で直してください。直せばいくらでも走ります。という思想らしいですね。

もちろん、パワステ、パワーウインドウなし、エアコンなし、マニュアルミッションです。ECUなんてもんもないでしょう。

 

主な車種の製造期間はこちら

セダン

VAZ-2105 (1979-2010)
VAZ-2106 (1976-2006)
VAZ-2107 (1982-2012)

ステーションワゴン

VAZ-2104 (1984-2012)

なんと、LADA2107 と、ワゴンのVAZ-2104という車種に関してはロシアとウクライナで、2012年まで製造していたのこと。

(エジプトではさらに2014年まで製造)

https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%92%D0%90%D0%97-2107

どう見ても70年、80年の箱セダンで、デザインを変えず、21世紀に入っても作り続けたロシア。旧共産圏は格が違います。(何の格だ)

 

 

2. LADAのタクシーに乗ってみた

アメ車は観光客相手の車なので、町のいたるところで金づる(客)を待ち構えている、それどころか乗りたくもないのに声をかけてきますが、

LADAは完全にキューバ国民の足で、逆に乗りづらかったです。

来たと思っても賃走だったりとかしますね。

 

ですが、どうしても乗りたかったので、3回乗りました。

 

ミッション

右の配線が飛び出てるのが超気になるし。

ドリンクホルダーが落っこちてるので、紙コップの水がこぼれないように走るのは難しそうです。

 

華麗なシフトさばき

60くらいのおじさんドライバー

 

ぐるぐる。

内装ぼろぼろ…

シートベルトも、ロックも使えるのか怪しいもんです。

 

数日後、また別のLADAタクシーに乗りました。

左のLADAくんです。

午前中に既に一度お世話になったタクシーで、運転手さんが英語が話せる若者だったので、ついでに、帰りの日に空港まで送ってくれと口頭で配車を頼んでみたらちゃんと来てくれました。

配車もローテクになってしまった。

 

彼の車の内装は割と綺麗。

 

おもしろい兄ちゃんでした。ピースしてるし。

 

3. 写真集 キューバのLADA

 

LADAの居る街。

足にアルミホイールなんかありません。

素のままで渋い。

 

ハバナ

 

ビートルも居ます。

 

LADA-2107

こいつの後ろは…

さあ 始めましょう。

列車ギリギリで通過するカーアクションやるやつ

というのは冗談で列車は止まってます。

列車の昔っぽさもたまりません。

 

野良犬とボロいラーダ。ミラー取れてますね。

この丸目2灯は、VAZ-2101というモデルで、FIAT-124のライセンス車らしいです。

 

野良犬とラーダ 2

 

朝のサンタクララ駅。

サンタクララはチェゲバラ廟 (チェゲバラのお墓) があるところです。

….. ん?なんだこいつ!

明らかに違法改造では?

いやむしろ、法はあるのか????

 

運転手1+ナビシート1 +後部座席3+ 謎スペース4人くらい乗れそう。

キューバに車検はあるんだろうか…

 

クーラーは無いので、懐かしの三角窓があります。

窓開けっぱなしでも、車上荒らしとかないのかな。キューバは割と治安が良いと言われていますし。

 

おまけ:LADAの謎PV(たぶん非公式)が面白すぎるので見て

 

これを聞いてくれ。

これをヘビロテしながらしばらく笑いました。

感動的に素材数の少ないPVだ。

そもそもこの曲は一体…?

 

では、読んでくれてありがとうございました~

これも読んでみませんか