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Tren de Vapor
どうも。NSZ山本です。
今日はキューバです。
キューバはいいぞ。
トリニダーはここです。ハバナから東へ315km。海に面した街です。
今回はこのトリニダーという街の
元砂糖プランテーション鉄道を紹介します。
現在は観光鉄道として活躍しています。
海外鉄道と言えば、古い機関車やアメリカ式のごつごつした機関車がかっこよくて、海外鉄にハマるケースが多いと思います。
上の写真みたいに。
が
Tren de Vapor は線路がやばい。
線路の章をご覧いただければわかると思います。
余計な説明は省きます。
行き方と場所を、最後に乗せときます。
線路がヤバい。
列車が走り出します。そしてすぐに気が付きます。
やべえ
これがキューバクオリティなのか。
これは高温で写真がゆらいでるわけじゃなくて、線路が物理的にゆらいでる。
札沼線くらいゆらいでる。
このレベルでも鉄道は動くという事を我々に思い出させてくれる
そりゃ発達した近代ではちゃんと保線してた方が「良い」です。でもまあこれでもいいっしょ。
アフ鉄してるみたいだ…
ここはアフリカではなくて、キューバです。
割と線路の歪みが無い綺麗な区間もあります。…歪みあるけど。
素掘り。
SU-BO-RI だ。
ほとんどの区間が平地のためトンネルは少ないですが1か所だけあります。
スイッチバック
1か所だけスイッチバックがあります。坂を攻略するためではなく単純に線形の問題でスイッチバックします。
どこ走ってんだかわからねえ
直前横断はある。
非常ボタンは無い。
廃線
元々は首都ハバナ方面(Estacion Central de Placetasという駅の方面)へ通じていたんですが、
廃線になってしまったようです。
その分岐点の先。
車両
機関車は現在はディーゼル車です。
けっこう緩いので機関車内部の写真を撮れます。
スピードメーターが無え
昔は、地球の歩き方とかによると蒸気機関車で引いていたようですが、今は引退したようです。
車両基地で静態保存しています。保存というより単に放置してるだけな気がします。
2007年の動画はyoutubeにあります。
https://www.youtube.com/watch?v=PuJsPN65MOs
得体のしれない一軸レールバスなんかも置いてあります。
一軸
客車
ウルグアイ製と申しておる。
CONSTRUIDO : 製造
POR LOS TALLERES :THE WORKSHOP
DE CAGONES :客車
ググってもC.A.I という意味は分かりませんでした。
ともかくキューバは得体のしれない車両が多いです。近代社会と断絶してましたからね…
詳しい人居たら私が聞きたいです。
Fare/ Timetable
料金と時刻表。
料金:10CUC
時間:9:30am トリニダッド駅発。砂糖プランテーション工場跡まで往復し、14時半頃戻ってきます。
列車はギリギリに行って飛び乗っても、車内で切符を売ってくれるので問題ないです。
How to get Trinidad
トリニダッド鉄道駅へ行く方法です。
トリニダッドの市街地にバスターミナルがあります。
そこから歩いて1.1kmです。
トリニダッドには鉄道では来れません。
トリニダッドまでは首都ハバナやサンタクララ(チェゲバラの墓がある街)などの街から、バスに乗ればよいでしょう。各方面からバスは来ています。
- ハバナ-トリニダッド:所要時間5時間強
- サンタクララ-トリニダッド:所要時間2時間弱
キューバでは公共交通のキャパが不満足なため、結構満席や、満席ギリギリの事が多いです。
前日にバスターミナルに行って券を買おうとしたら明日のチケットは無いよとか言われても、
当日ぎりぎりに行ったら乗れるという場合もあるので、キューバのバスは気合で乗り切るのが良いでしょう。
おわりに
この路線は割と西洋人には有名らしく、観光客に大人気です。
Trinidadという街が世界遺産に認定されているので、それが観光客が多い要因の一つと思われます。
察せられると思いますがとても低速で走ってます。(動画は無いですが)
距離20km程(推定)を片道1時間半かけて走ります。
何しろあの線路状態ですから。
途中、観光目的で停車が長いこともあります。
…
乗りごたえはあるので、
キューバに来たらぜひ乗ってみてください!
了
撮影:2017.01