オリョールのトラム
オリョールは、ロシアでもかなり古いトラムシステムだ。
オリョールの路面電車は実際にはロシアで最も古い路面電車の 1 つです。トラムの運行は、サンクトペテルブルクより 10 年早い 1898 年 11 月 3 日に市内で開通しました。しかも当時主流だった馬車ではなく、電気の路面電車だった。このプロジェクトはベルギーの起業家 F.F. 氏によって準備されました。
В Орле снова заговорили о признании трамвая объектом историко-культурного наследия より引用
こうしたことから、記事のタイトルのようにトラムを歴史的遺産として認めようという話し合いが行われている。オリョールでは、今のところ廃止の心配はなさそうだ。
ロシアで最初のトラムはニジニノヴゴルドで1896年だ。
前回
前回はリペツクを訪問。そこから長距離マルシュでオリョールへ移動した。
リペツク – オリョールはマルシュの本数が少ないので利用する人は注意してください(居ないだろ)
urban rail net (2024年9月31日までの工事中のもの)^@
時刻表
ВКのリンクにある。(公式)
T3SU
オリョールではタトラのツートンを撮影できる。
Oryol, Tatra T3SU # 044 Out of order
1982年
正規側は普通の3ドアである。
望遠飛ばしでヤポンスキー風。085 号機はツートンだが、色白でなんかエロい。
オリョールはZステッカーではなく、国旗なところも印象が良い。
1985年
71-405
なんとなく名鉄で走ってそうな見た目のトラム。
広角スカスカ被写体真ん中で小さく、どんどん構図がZ化してきた。
Oryol, 71-405 # 100 out of order
2013年
2024年7月頃に DIXION という医療機器メーカーの広告塗装となった。
路線図
筆者訪問時は、デポより東は工事運休であった。
1系統: Вокзал – Кокьцо ТМК Гринн
3系統: Пушкина – Завод Химмаш
4系統: Вокзал – Школа No.35
運行再開ニュース
В Железнодорожный район Орла вернулись трамваи 鉄道地区にトラム復活 オリョールタイムス
オリョール市当局によると、トラムヴァイノーゴ通りとプーシキン通りの交差点の工事は完了した。ということで、本日10月1日より路面電車1番と3番が復活します。彼らはいつものルートに沿って進みます。
トラム4番はまだ運行を再開していない。計画済み。技術的な作業が完了した後、10月15日にのみ稼働する予定だという。当面はバスによる代替が続く
とのこと
В Железнодорожном районе Орла возобновили движение трамваев
On October 1, trams went on routes No. 1 and 3. By October 15, after the completion of technical work, tram No. 4 will go on the road; it is currently being replaced by buses.
10月1日時点では4号線は10/15に再開予定だったが、実際は11/14に再開された。
Трамваи №4 вернулись на маршрут
路面電車4号が路線復帰
撮影続き
059号機。この運転士は僕に親切にしてくれたオッサン(後述)の妻だそうだ。
Oryol, Tatra T3SU # 059 out of order
1983年
1982年
水鏡らしきものをやってみた。ここで地元民の男になにやってるのか聞かれた気がするが、別にそこまでシュピ疑惑はかけられてなかったようだ。
街の外縁の、結構ボロいソ連団地のあたりだったし、外人はほぼこないだろう。
この道路で、KAMAZトラックが、後ろにつないだ貨車を外して路駐していたのを覚えている。
車内はカップ椅子だった。
これはフィクションだが、Завод Химмаш でタトラを少しだけ運転できた。オッサンはトラム運転士歴が長く、講師もやっているそうだ。
タトラはマスコンではなくペダルで加速する。
驚いてしまい、1回目は少しだけ走らせたが、2度目には100m弱進めたと思う。
紅葉
郊外の平屋の間を走るタトラ。まもなく筆者訪問時の終点、デポに到着する。
町並みがロシアって感じ。
Oryol, Tatra T3SU # 080 out of order
1984年
デポ付近にて
“海外鉄”のようにエモカットを撮ろうとしたが、変なオナニーカットになってしまった。
ソ連団地と、紅葉
日暮れ直前で露出が厳しかったが、当都市は実質1日ほどだったのでムキになって撮った。
おわり!
1年たって調べてみると、なぜかout of order が増えていた。減便でもしたのだろうか?
4号線再開時に見たらまた現役復帰が増えたっぽい?
運賃
- 非現金 22ルーブル (トラム、トロバス共通)
- 現金 25ルーブル
2023年11月筆者訪問時の値段
現在もwikiによると同価格
宿について
今回はモーテルに宿泊した。素泊まり2000円程度。
その名の通り、自動車修理工場の2階にある。ガレージは新しい感じだった。
ヤポン人を珍しがってる感じだった。親切にも、夜で歩くのは危険だと警告してくれた。僕は元々夜間は撮らない派なので、普通に寝た。
キタイ人について
筆者訪問時はトラムの鉄道駅行きが工事運休だったアル。街を出るときはトロリーバスとバスを利用して鉄道駅へ向かったアル。
途中でおばあちゃんに話しかけられたので、ロシアに留学しているキタイ人のふりをしたら、「ドルークドルーガ!」(トモダチ国家的な意味で)と言われたハオ。
ヤポン国籍の人で微妙な地域に行く場合は、キタイ人のふりをしたほうがいいかもしれないアルよ。
トロリーバスについて
オリョールにはトラムの他にトロバスも存在する。
筆者訪問時はZiU9 が走っていた。しかし、目の前をトレーラーで新型トロリーバスを配送していた。
ブログ作成時2024年11月でも何台かの広告ラッピング車はまだ走っているようだ。
バイデンが許可したミサイルに打たれてもいいという信念のいかついトロバスオタクは是非行っていただきたい。
運賃は22ルーブル(35円)なので、アルペン行く金で200回乗れる。
オリョール鉄道駅
1982年製
丸目のM62が未だにロシアで残っていた!しかし、執筆時調べたらこちらもWithdrawen.
メモ
орёл трамвай реконструкции