バーンビルダーで見て必ず撮りたいと思っていた被写体があった。
チリを走るドイツ製の片運転台の気動車だ。
新型化のニュース
いつか行こうと思っていたのだが、突然新型化のニュースが流れた。(記事最後にリンク掲載)EFEのインスタによると、5月には新型がブラジルの工場から到着したらしい。やめろ!!!
新型化のニュースは南米の航空券をポチる決め手となった。
また個人的な問題として、デカ国で脅迫されてビビって逃げたというのがある。
ロ◯◯はもう懲りたということで、南米に2ヶ月旅行する決断をし、念願叶い撮影した。
インスタ垢
- efe_trenesdechile
- efecentral
撮影
訪問 2025年6月5日〜6月23日にかけて、合計6日ほど
順不同で紹介する。
タルカ付近
ここはバーンビルダーで有名な撮影地。
ガスが全く無く、アンデス山脈バックに撮影できた。(2回目挑戦)
冬至頃がベストな光線だが快晴になることは少ないのがネック。
AMD252/SB-56 説明
こちらの車両は1961年ドイツ製の気動車。
自分のX > チリ AMD252/SB-56 片運転台レールバス
タルカ-コンステトゥシオンを結ぶメーターゲージの狭軌鉄道。88kmを2時間45分で結ぶ。
手動の転車台で方向転換が行われており現地でも有名。
1961年ドイツ製とのことで世界的にもユニークな気動車だが、今年新型に置き換わる予定だ
コンスティトゥシオン付近
コンスティトゥシオンに近づく列車。
手動転車台
片運転台なので蒸気機関車のように回転が必要だ。
コンスティトューションではなんと手動の転車台が用いられている。
これは現地でも有名で、スペイン語でググると動画が出てくるので興味があれば必見だ。
転回方法
2両のうち、客車をまず切り離す。
次にDMUのほうだけ転車台へ移動する。その後手動で回転する仕組みだ。
客車は手押しで終点側へ戻す。
バンコ デ アレナ橋
沿線には有名な橋がある。
エッフェル塔と同じ設計者、ギュスタフエッフェルによる設計で、1915年に開通した。
山間部を貫く鉄橋のようで素晴らしい。実は河口まで5km程度で海に近い。
夕方の光を浴びる列車を撮影した。
橋について
1902年建築開始
長さ325m, 高さ30m
1915年12月19日開通
費用は800,000ペンス
German Riesco は、ギュスタフエッフェルに設計を依頼し、
作業はフランスの Schnaider y Company SA に依頼した。
2007年に建築保護に指定された。
朝のコンスティトゥシオン行き
当撮影地の朝は霧が出やすく、通過する10時直前までかかっている日もあった
車内
快適な柔らかいシートだ。
運転台
真ん中にエンジンがあり、それを挟んで反対に助手席がある。
鉄道車両としてはめったに無い配置だ。
時刻表
土日は、2本中片方ウヤなので注意が必要。
- タルカ 7:30 → コンスティトゥシオン 9:55 (日祝運休)
- タルカ 16:00 → コンスティトゥシオン 18:25
- コンスティトゥシオン 7:45 → タルカ 10:04
- コンスティトゥシオン 16:15 → タルカ 18:34 (土曜運休)
ニュース
ビデオ: 運輸大臣がタルカ-コンスティトゥシオン支線用の新型鉄道車両を正式に引き渡した。
さらに2機が行方不明だが、来年9月に運用開始予定だ。
いつ消えるのか
上のリンクを読み返して気づいたんだが、これ2025年じゃなくて2026年ってこと…?
乗り鉄時に運転士に聞いたところ以下のような回答を得た。

調べた結果わかりませんでした!(俺は撮り終わったからどうなってもいいがなガハハ)
いずれにしても消えるので行くなら早めに。
コンスティトゥシオン駅
コンスティトゥシオン駅には、ソビエトモザイクならぬ、ラテン壁画が書かれていた。
ところでこの逆の終点タルカ駅で、ボロい服で座っていたら職質された。
日本のパスポートを見せたら中のページすら見られなかった。ボリビア人の不法移民とでも思われたのだろうか。
沿線のボロい途中駅
沿線の駅もボロいのだが、一応再建予定とのこと。
VIDEO Destacan avance en el proceso de reconstrucción de las estaciones del Ramal Talca-Constitución
ビデオ:タルカ-コンスティトゥシオン支線駅の再建プロセスの進捗状況
社会開発家族省は、設計プロジェクトの満足勧告(SR)を発表しました。
参考サイト
https://es.wikipedia.org/wiki/Ramal_Talca-Constituci%C3%B3n
Ferrostaal SB-56
ramal Talca-Constitución
この辺で使うバス
現地窓口の方が安い場合あり
Recorrido バス検索サイト