注意:
パグラニチニィの国境は敵国(つまりヤポン人)への嫌がらせがかなり酷い。行かないことをおすすめする。
筆者はロシア側から出発したので、中国側はネットで調べられる限りの情報を掲載する。
概略図

行かないことをオススメするが、当記事では誰でも簡単に行けるように細かく説明する。(支離滅裂)
時刻表
- 402Э 綏芬河10:00→パグラニチニィ13:30
- 401Э パグラニチニィ17:43→綏芬河17:14
時差2時間

グロデゴボ駅は1日2本(この国際列車が到着/出発)なのだが、RZD主要駅でも見ないほどの大量の荷物検査員が居た。
安全検査に6人以上居たと思う。
国境駅なので人件費を惜しまないのだろうか?こんなに金と人間が余ってる国が戦争で負けるわけがないとつくづく感じた。
運賃
ロシア側と中国側では異なる運賃が設定されている。
ロシア発: 1430P
中国発: 96人民元(後述のネット情報。値上げされた可能性あり)
20km程度で1430P=2700円(行った当時。現在は円安で3000円)ぼったくりである。
車両

牽引はDF4だった。


ロシアから中国の場合(実体験)
2025年10月くらいに実行した。
ロシア出国側の尋問
審査はグロデゴボ駅内で行われる。
ここのロシア国境は、荷物を全て開ける、スマホに情報を送信するアプリを勝手にインストールする、戦争についてどう思うかアンケートを書かせるなど
非常に不愉快で敵対的な国境なので、全くおすすめしない。
出国ですらこの目にあったので、入国は考えたくもない。
荷物を開けるのは他国の税関でもありえるが、俺のスマホを持っていって「ナントカfashon」というアプリを入れて戻って来るのはどうかと思う。

アパレルに擬態した変なアプリ。こんな見たことないアプリの通知が上に出るようになるのだからすぐバレると思うが。
と言ってたらもっと巧妙なアプリ作られそうだな…
筆者はロシア退去後、キモいからヤンデックスマップも消しましたw
熱心な労働
下働きの人達は熱心に、発車直前まで荷物を開けたりパソコンやらスマホを持って行った。発車直前になると、そこで一番偉い人が、「もういいんでね」のような風で何か言っていた。
偉い人の方が人格的に余裕があるなあと思う。
質問用紙
俺は最初に出国審査ブースに入り、別室に行き、中国人ロシア人全員に抜かされた。列車に最後に乗車となった。
一息ついたと思いきや、終わっていなかった。
パグラニチニィ駅から西へ数キロに、ロシア内最後の駅がある(客扱いは無し)。その駅まで国境警察が便乗しており、俺はその中年の女性に戦争アンケートを渡され、着くまでの15分以内にこの用紙を書けといわれた!
めんどくせえな!!!
日本に来るロシア人は今年だけで15万人と非常に多い。そいつらにもやり返した方がいいよ。(ま、日本には最低限人権があるしやらんだろう)
1月から10月までにヤポンに来たロシア人は15万人 – Moscow times
A total of 159,300 Russians visited Japan from January through the end of October, compared with 79,533 during the same period in 2019 and 120,000 for all of 2019
中国入国
審査は綏芬河駅で行われる。
入国審査ブースに入る前、仕事熱心な英語ができる中国国境警察の若い男が話しかけてきた。
彼にパスポートを見せた。
大した質問はされなかったが、自分はトルコ経由で大量に乗り継ぎをしたり、そもそもトルコに観光したりしているため、14個くらいスタンプがある。
彼は英語でその点について聞いてきたのだが、俺が答える前に引っ込めた。
それが下らない質問だと気づけるのは国境警察にしてはかなり優秀な人だと思った。
綏芬河の様子

飯はおいしいね!
ロシアより活気がある雰囲気。さすが人口とアジアパワーだ。黒竜江省は中国でもGDPが低いというのを読んだが、寂れた雰囲気は感じなかった。自家用車の年式は古いのが居た。
中国側からロシアの場合

2025年2月15日
【中露国際列車】綏芬河とロシアのグロデコヴォを結ぶ401/2号国際列車が昨年末に運行を再開しました。チケットは96元で、WeChatで購入できます。当日券は、毎日午前7時から8時50分まで、綏芬河駅の切符売り場6番窓口で販売されます(前売りはありません。パスポートをご持参ください)。チケットのチェックは9時に終了します。9時前に国際待合室に入り、税関と国境検査を受ける必要があります。列車は定刻通り9時52分に出発し、約1時間半後にグロデコヴォ駅に到着します(現地時間13時30分、中国時間より2時間遅れ)
列車前後の移動を解説

電子ビザの罠
まず綏芬河〜パグラニチニィは道路国境は電子ビザ不可能だ。これは変わる可能性があるため、ちゃんと調べてください。
鉄道にしても、急にリストから削除される可能性があるので行く前にちゃんと見てね。
ウスリースク(ロシア) – パグラニチニィ(ロシア)
当区間は、本来は300ルーブル程度で朝夕に1本ずつ合計2本ローカルバスが走っていた。
朝便は昔廃止されたらしく、夕便もなぜか筆者訪問頃に廃止された。

ウスリースクから行く場合、中国への直通バスに乗り、途中で下車し鉄道に乗り換えるという非効率なことになる。
更にこのバスはウスリースク-パグラニチニィが1000Pと高額だ。
鉄道に興味がないなら、そのまま乗っていったほうが良いと思う。繰り返すが注意点は
道路国境はEビザ対象から削除された。(Eビザ開始当初はあった記憶がある)

ウラジオ〜牡丹江 直通バス。筆者はウスリースク〜パグラニチニィの区間利用した。
電子ビザのリストから除外された影響か、バスには自分ともう1人の中国人のみの2名の客だった。
スイフンヘ(中国) – ハルビン(中国)

綏芬河からハルビンまで3734円だった。
こちらはTrip comで購入可能。新幹線の他にも普通客レも存在する。
※筆者は114514みたいな中国鉄路アプリを持っていないため、Trip comで購入したところ、15%の多額の手数料が毎回取られた。
可能なら114514みたいなアプリで購入すべきだ。
ポルタフカ国境について
筆者はこの国境は使ってないので何とも言えないが、電子ビザのリストにある。
さらにウスリースクのバスターミナル2階の国際バスの売り場にДунин(中国)行きが1日2本ある(上の写真参照)。通れるとは思う。
綏芬河という面白い街
中国をちゃんと旅行?したのは初めてだったのだが、気さくな人が多く面白かった。

なんだこのカオスロシア語は。

スーペルマルケット ウラ

プシュキン カフェ (困惑)
超市 YPA (????)
綏芬河はやばかった。
脳みそお花畑のロシア好き日本人へ(あくまで股間なので読まなくていいです)
俺も脳味噌お花畑だった。俺はそのロシア好きのひとりだった。
俺からしたらウクライナ戦争は「スラブ人同士が勝手にやってるだけじゃねえのw俺アジア人だし関係なくねww」と思っていた。
てか他国の戦争に熱心に関心があったらそれこそアゲントか、やばい軍事マニアのどっちかだろう(言い過ぎ)。
しかし、ロシアではニュースのうち8割は戦争の話題であり、
日本はウクライナに金を支援しまくってそれで武器の購入にあてられている という認識はロシア人の全てに浸透している。
お前が収めた税金のせいで同胞のロシア人が死んでいる。という理屈だ。
Смотрим とかで検索かけて見るといい。受信料無しで、全世界に「真実」を発信し続けているのでおすすめだ。
まとめると、今ロシアを好きとかいう人は肉屋を礼賛する豚みたいなものだ(それは若干ちがうだろ)
ぜひ旅行しよう!
上記を知った上でそんな胸糞悪い感情(まーポンヤ政府が金だしてるのは事実ではあるし、変な原住民人と話さない限り話題にならないがw)を受けてもロシアを旅行して楽しい、ロシアが好きだと言うならぜひ行って頂きたい。
撮り鉄でもなければ捕まらないだろうしな。