モンゴルには3つ支線がある。前回はボルウンドル線に行った。
そのうち今回は Shariin Gol (Шарынгол , シャルィンゴル)線に行った。
シャリンゴル
ソ連の知識学者により1958年ごろ発見され、ソ連の技術提供により開発された。街は1962年からで、かなり新しい街である。
2009年の人口は 8116 человек だそうだ。
1980年代には250万トンの石炭生産量があったが2010年には100万トンくらいと減っているらしい。
乗り鉄
2023年6月15日夜
時刻表ではダルハン発シャルィンゴル行きとなっていたので筆者は勘違いしていたが、この列車はウランバートル直通だった!
- No.602 ダルハン 3:50 →シャルインゴル6:29
- No.601 シャルインゴル19:26→ダルハン21:40
これはNo.263 ウランバートル20:30→ダルハン2:53/ No.264ダルハン23:20→ウランバートル6:16と併結する。
筆者はダルハンに泊まり往復したが、宿泊せず、夜行列車にそのまま乗るべきだった。
冷静に考えたら慈悲深いモンゴル鉄道が客を深夜に乗り換えさせるはずがない。
当列車はシャリンゴルに6時29分についてしまうのだが、車掌の女性が、客車内で寝て休んでいて良いという。
航空写真でこの街を見るとやること全然無いのは明らかなので、有り難く停車中のプラツカルトで寝た。
起きたらコーヒーなどをくれた。ヤポン省からきた謎のアラサーに何て親切なんだ。
今日はど田舎の何もやること無い盲腸線の終点で折返しが13時間でどうしようと思ったけど、
停泊中のオブシで寝てて良いと車掌が言ってくれた上に毛布なども貸してくれて11時くらいまで寝れたから良かった。
なぜ僕がやることないと分かったんだろうか…— 石器時代 (@NsaYamamoto) June 16, 2023
彼女は少しだけロシア語をしゃべれた。内容は忘れたが娘がロシアで勉強しているらしい(多分ノボシビルスクとかだった気がする)。
起きて客車の外に出ると2M62が入れ替えをしていた。素晴らしい。
街の散策をした。駅から街まで2km程度歩いて、ド田舎の鉱山があるから一応街があるというだけの雰囲気だった。
でも人は歩いている。秋田県の田舎よりも人通りはある感じはした。
スーパーで買い物する程度しかやる事が無いので、とりあえず北西の丘に登った。丘でぼけーっと街を見た。
すると、monlail picsの人からチャットが来た。どうやら2M62が来るらしい。
丘を横切り、ぬかるみに足をつっこんで、線路をくぐって撮影地に辿り着くと、丁度M62がやってきた。
全くの非Vであるが一応2M62の貨物列車を撮れたのでヨシ。
折り返し列車の為に駅へ向かった。
ダルハンにてバルブ
当列車はウランバートル行であるが、筆者はダルハンで宿をとっているのでここで乗り捨て。
1/80 f2.8 iso3200
8000円くらいで買った50mm単焦点が役に立った。
ツアーで
2023年6月28日
後日、ツアーでもこの路線に行った。
しかし工場(炭鉱?) が検査のため操業停止し、2M62牽引混成列車は運休だった! ガイドは超ショックを受けていた。
操業停止ということは、混成列車と同時に、日中の貨物列車もウヤだ。
仕方なく普通列車を撮りに行った。2M62ではなくただのM62だった。
背景のオブジェクトが少なくて模型をマクロレンズで撮ったみたいに見える。
フル点灯だし禍々しい世紀末みたいな雲で良いんじゃないでしょうか。
シャルインゴル線はこんな感じです。是非乗ってみてね