乗った日: 22.04.2022
ウルゲンチはウズベキスタンの西の方に位置する
人口14万5000人程度(2022年概算)
Urgench Trolley Bus
開業は1997年
現在はシコダ24TRで運行。
Oberleitungsbus Urganch – Wikipedia
路線図
ヒバの町中は上下線で分かれる。➀の地点で長めの停車をする。
ウルゲンチは③で折り返す。wikiでは路線がもう少し先に伸びて書かれており、確かに架線は存在するが使っていないらしい。
距離
36.3km (2010年)
都市間でかなり長い。
乗車の結果、ウルゲンチ側が途中(③)で折り返した。実際は2kmくらい短いのではないかと思われる。
運賃
ヒバ – ウルゲンチ 3000スム (33円)
各市内短距離 1000スム (11円)
僕が乗ったことがある公共交通機関で1kmあたり最も安い。
時刻表は不明。30分に1本くらい出ているようだが細かい事は分からない。待ってれば来る。
また、終電が18時でクソという情報もあり、もし夕方になってしまった場合、マルシュやダマス(乗合バス)を使おう。
実際に乗った
今回はヒバで宿泊しているので、ヒバを起点にウルゲンチまで行くことにする。
世界遺産ヒヴァ
ヒヴァは世界遺産で有名で、ヒヴァ汗国の首都だった。
個人的には”汗国”って汗臭そうでちょっと嫌だ。(偏見すぎ)
ヒヴァ汗国は1512から1920年にかけて存在した国だ。
建造物は歴史的なものだが、ギリシアやイランなどと比べると全体的に「あれ、新しくね?」と感じた。そりゃそうだろ…
屍者の帝国を最近読んでいてモチーフになっていたのでちょっとうれしかった。
トロリーバス乗車位置
ヒヴァの城壁のすぐ近くを走るトロバス。この写真の手前50メートルあたりにバスターミナルみたいなものがある。
“みたいなもの”というのは、ミニバスなどが集まっているだけで、バスターミナルの建屋があるわけではない、デファクトバスターミナルだ。
位置: 41.380544, 60.364072
手書き地図①
skoda 24Tr
車両はシコダ24TRという有名メーカーのもの。
車両は、すれ違う車両全てこの形式で、古いトロバスは見られなかった。Wikipediaの2010年にはシコダ14TRという渋い見た目の写真がある。
車内
トロリーバスは①の地点で折り返すが、5分~10分くらいは停車しているので、すぐ出発する心配は無かった。他の客が乗る前に車内撮影。
3年前(2019年)にバスマニアではない友人がこのトロリーバスを利用し、「奇麗だし便利だし良かったよ。君としてはボロくないから残念かもしれないけど」と言っていた。
彼の言うとおり近代的かつ普通の内装だ。快適度は高い
ただしウズベキスタンの欠点として「新車でも冷房が無い」ので、この新型車にすら冷房が無い。
地元民は自ら窓を開けていた。
出発
道路沿いには畑や家が見える。特に変わったことのないウズベキスタンの風景。
自由乗降すぎる
乗りたいときは道路で手を横に上げれば止まる。
降りたいときは運転士に言えばどう見てもバス停でない場所で止まる。細かい事は気にしていないんだろう。
ウルゲンチ
手書き地図②
ウルゲンチの中央バザールの横を過ぎる。実用的な利用はここで乗降するのが多いと思う。
バザール近くのバス停の地点: 41.554766, 60.619791
手書き地図②
終点
終点の場所: 41.561062, 60.637985
手書き地図③
Wikipediaによると更に東まで走っているように書いてあるが、実際にはその手前で転回していた。
よって実際には36.3kmではなく数キロ短い。
ウルゲンチ→ヒバの場合
ウルゲンチ着の列車で来て、トロバスでヒバに行きたい場合は今回僕が乗った逆に行くことになると思う。
鉄道駅からは1.8kmほど乗り場まで歩く必要はある。
トロバスは架線があるのでルートを見誤らない便利な乗り物だ。バス停でない場所でいきなり来てしまっても先述の通り手を上げれば止まる。(路線図参照)川沿いのあたりで乗ればいいと思う。
トロリーバス以外で ウルゲンチ〜ヒバの移動
ミニバスやダマス(軽自動車)もあるので、トロリーバスにこだわらなければそちらでも良い。
ダマスの料金は 5000スム(55円)だった。
トロリーバスが中々来なくて困ったらそちらを利用しよう。