【4月5日】成田空港検疫を実際体験 待ち時間最短4時間 自宅/ホテル

 

現在海外に居て帰国を検討している人の懸念は成田空港検疫だ。今回体験したことの詳細を書く。

 

3月下旬まであれだけゆるゆるだった日本の空港検疫だが冷静になったのか正気を取り戻したのか、2020年4月5日現在かなり真面目にやっている。とはいえ日本らしいなという点もあった。

 

 

ポイント

 

  1. 確定で全員PCR検査は受ける。
  2. 飛行機着陸から最短4~5時間くらいは必要
  3. 自宅待機とホテル待機では自宅待機の方が良い(あくまで個人の感想)
  4. 18時着の飛行機で自宅待機を選択した場合当日中に成田空港から自宅に帰れました
  5. ホテルはあまり慌てて予約しない方が良い(かも?)でも予約しないわけにはいかないしな…
  6. 空港Wifiは無料で使える

 

 

以下体験談を記す。

 

条件

 

  • 4月5日到着
  • カタール航空 QR806 便  17:50 到着便(定時は18:40着)
  • 日本国籍

 

到着便により変わる可能性はある。

 

 

確定で全員PCR検査は受けます

 

係員の案内によると4/3から本当に完全に全員検査になった。とのこと。

非感染国から出発なさった人でもPCR検査を受ける。

というか以下が感染国のリストであるが、主要国はほぼ掲載。非感染国はたぶん今空路で結ばれてないと思う。

 

アイスランド、アイルランド、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イスラエル、イタリア、イラン、インドネシア、英国、エクアドル、エジプト、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、コソボ、コンゴ民主共和国、コートジボワール、サンマリノ、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、タイ、台湾、チェコ、中国、チリ、デンマーク、ドイツ、ドミニカ国、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、バチカン、パナマ、ハンガリー、バーレーン、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、ブルガリア、ブルネイ、米国、ベトナム、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポーランド、ボリビア、ポルトガル、マルタ、マレーシア、モナコ、モルドバ、モロッコ、モンテネグロ、モーリシャス、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ルーマニア

新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起について(4月3日(金) 00:00時点) | 成田国際空港公式WEBサイト

 

 

機内で紙が配られる

 

紙が2枚配られるので書いてください。

 

順序

 

検疫→入国審査→荷物受け取り(ターンテーブルの横に置いてあります)→税関→自宅or政府指定の宿泊所へ

 

 

検疫にかかる時間は最短4時間~

 

飛行機が成田に着いてもドアがすぐ開かない。座って待てとの案内がある。

私は17:50に飛行機が駐機場に停止、18:41にアナウンスがあり前に3機の乗客が順番に降りているとのこと。

到着から1時間半を経て19:28 ビジネスクラスから飛行機から降車開始との放送。続いて乳幼児連れ、最後にエコノミークラスの客。ただしここで廊下まで行けるががらんどうの椅子もない廊下でさらに待機。ここから先も長くさらに1.5hから2hは待った。

そして検査後にも「検疫官が送迎車まであなたを案内されるまで待つ」のでこれもかかる。

 

検査前待ち時間3~4h+検査(短時間)+ 検査後待ち時間0.5h~1h

合計すると着陸から4~5時間はかかった

 

 

自宅組とホテル組に分かれる指示

 

検査直前に起きる重大イベントは自宅組とホテル組にわかれることだ。私の乗車した機(18時ごろ成田着のQR806)では自宅組は当日中に開放された。

ホテル組は「本日の宿泊分は国が指定した場所で国の金で泊る」との指示でホテルを予約した多くの人は少なくとも1泊分をキャンセルしていた。

↑あくまで18時着の私の機QR806の例です。午前着だとどうなるかは知りません。

 

 

検査開始

 

21:10に自宅組=自宅へ公共交通機関を使わず帰れる人から検査開始(1/3くらいの人が自宅、2/3がホテルだった) 検査場所までは10人ずつ歩かされる。22:04にホテル組が検査開始。

 

 

検査完了

 

検査を行い、速い人(自宅組)で22時00分ごろ、遅くて23時(ホテル組)くらいに開放。

 

 

検査前待ち時間3~4h+検査(短時間)+ 検査後待ち時間0.5h~1h

合計すると着陸から4~5時間はかかった

 

 

検査内容

まず体温を測る。高すぎると別枠で検査をするらしい。

通常の体温の場合、インフルエンザの検査と同じようなもの、鼻に棒を突っ込む検査をする。検査自体は2分かからない。

採血は無い。

 

 

検査終了後の空港での待ち

 

自宅組の場合

 

検査終了後、自宅組もホテル組も間隔をおいたパイプ椅子に座らされて待たされる。

「案内が無いと外に出られない」と言われ椅子で待たされる。

検疫官は自宅組をひとりひとり、迎えの家族or友人と共に自家用車に乗り込むのを目視で確認する。

日本語はぼかして言う事が多く趣旨が伝わりにくいがつまり「監視が無いと行けませんよ」ということだ。

当たり前だが迎えに来ていると偽って申告し逃げるとかそういう愚かなことは考えない方が良い。あと見苦しく「もう車が迎えに来てるんだから早く案内しろ」とか「明日は仕事があるんだ」とかゴネても無駄。検疫官は無限にいるわけじゃない。

 

実際に、僕がきちんと車(両親に頼んだ)に入るまで検疫官は目視していた。以前沖縄に逃げちゃった人が居るので流石に成田検疫官もガチである。かなり真面目に監視している。

 

また迎えに来る人は家族の他、友人でも良いらしく、別に戸籍上のつながりとかは特に関係ない。リスク背負ってくれるほど親しい友人がいればの話ですが。

 

 

ホテル組の場合

 

検査終了後、自宅組もホテル組も間隔をおいたパイプ椅子に座らされて待たされる。

18時着のQR806の場合、先述した通り当日は個人で予約したホテルではなく国の指定した宿泊所に行くことになるが、人数が集まり次第まとまってバスに案内されていた。

僕は自宅組なのでその先はわからない。

 

 

検査結果

 

その場では出ない。

5日くらいかかるとのこと。僕はまだ貰ってない。自宅の場合は電話が来るらしい。

 

 

おすすめはどう考えても自宅

 

ホテルの場合、当日宿泊は検疫の都合で国が用意した場所に行けと言われいきなり1泊分キャンセルする必要があったりと明らかにめんどい。一方自宅組は当日中に出られる。

とはいえホテルしか手段が無い人にはもうどうしようもない。

 

ここが日本らしいなと思ったところで「自宅隔離」はあくまで個々人の良心を信じ、そうしてくれてるはずだという事なので最悪勝手に新宿に行ってツバ飛ばしに行くこともできる。この文章を書いている僕も今から巣鴨に行ってツバを飛ばしに行くことも可能である。

まあ自体が自体なのでせめて人間として、絶対善はなくてもこの状況で相対的に何が善かは判断してください。マジで。

 

 

空港WiFiは優秀

 

暇つぶしに空港Wifi は重要だが、成田空港は現在「時間制限無し・通信量制限無し・完全無料」のWifiが備わっているので安心できる。

 

 

待機時間おすすめコンテンツ

 

  • ネットフリックス
  • ソシャゲ

 

 

切れるな

 

順番が遅いとか、案内が遅いとか、不愉快そうな態度で臨んだところでええ見苦しいだけです。

 

 

おわりに

 

検疫作業、想像より時間は短くスムーズではなかろうか。5時間は長いと言えば長いが、僕は翌朝までかかるのを覚悟していたから。それもそのはず客が少ないからだ。カタール航空のエアバスA350には真面目に数えていないが約50人くらいしか乗ってなかった。他の到着便も少ない乗客数であることは違いない。

 

あくまで全て僕の体験ですから明日変わったとか、そんなことは知りません。あくまで目安にしてください。

 

あとその場でいきなり39度で検疫所にあらわれたとかした場合とかは知りません。

 

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