空洞のイスタンブール【2020.03-04】

 

人は消えてしまった。

 

2020.03.24

 

有名なヨーロッパ側のモスクとTopkapi palaceに最も近い電停。見覚えがある人はいるだろう。しかし誰もいない。

観光地区は客が一斉に帰ってしまってから空洞になってしまった。

観光客向けの店の中には来ない客を待ち続けて開店している店もある。カーペットを売る店の主人は僕が通りかかると声をかけたがカーペットを買う気分ではない。

 

 

トラムはスカスカだ。4席に1人乗っているか、それ以下。

 

かなしい。

 

旧イスタンブール中央駅の近くにケバブ屋がある。昼に2個買いに行って昼と夜用にする。毎日同じ食事だった。

朝は前日にスーパーで買ったチョコのお菓子食ってた。

 

ノスタルジートラムが走っているヨーロッパ側の北側の有名な道路istiklal Cd.そこのバーガーキングは閉店していた。

バーガーキングは店舗によっては持ち帰りのみの店がある。

マクドナルドとケンタッキーは僕が見た範囲では全て閉鎖。

 

Karakoy Kadikoyを結ぶフェリー。1ボックスに一人。

 

 

まだこの頃、3/22は感染者が1500人以下でそこまで切羽詰まっていなかった。天気がいいせいで市民が釣りに来ている。しかし1台のパトカーは拡声器を使ってトルコ語でなにか言っている。どうやら帰ってくれと言っているようだった。テレビ局のキャスターがその前でマイクを持っている。これは日本と同じか。

外出禁止令はなくスーパーや薬局以外の外出はしないでくれとの要請なので歩くのは合法だ。

 

 

住民地区

 

4/3、イスタンブールにもう来ることもあるまいと思って最後に都市交通を見に行った。

ここでわかるんだが実は地元民は結構外出していた。

 

トラム4 古いやつ トラムとは言うが高床かつホームのつくりがしっかりしていてほぼメトロ。

 

西武電鉄の亜種みたいなの。新しいやつ

 

 

自分は観光地区のホステルに居たから人は外に全然いないと思っていたが、地元民が居る地区では全然人が歩いている。車も走っている。

銀行では大勢の市民が外で待っていた。警備員がいて1人ずつ入店させているのだろう。どこの国でも同じだが結局外で群がって待つことになるので良くないかもしれない。

 

写真にも写っているが結構人が歩いている。でかいカメラを持っているからトルコ人がおれを撮ってーってきたこの感覚が懐かしい。

 

 

 

メトロ1 オトガル付近 長野電鉄っぽい車。メタリックでいいですね。新旧車は混在しておらずすべてこの車両。

 

最後に晴れた。

 

 

搭乗

 

トルコはすべての国際線を閉鎖したと3月27日夜宣言しているが、それ以降もなぜかカタールエアは飛んでいた。チケットはウェブで出した。しかし今日からいきなり飛ばない可能性だってあるのだ。

 

空港のターミナルへの入り口は1箇所を除き全て鉄製のジャバラ柵で閉鎖していた。

 

予約した飛行機がないんじゃないかとおもったが門1のみ空いていると警備員は言う。そこも空港によくある布テープで封鎖し警官がいる。話しかけないと入れてくれない仕組みだ。

 

12時にイスタンブール空港に着いたとき液晶にはカタール、テヘラン、ミンスク、あと一つトルコ国内だけ。4便しか表示がない。あのバカでかいイスタンブール空港である。

 

チェックイン時アジア系がいて日本人かと思ったが、中国人と韓国人だった。

 

空港はガラ空きのはずなのにQR240は沖どめだった。

 

飛行機へ向かうバスはスカスカだった。

 

 

中国人らしき人々はバスの中でペラペラしゃべっている。別に彼らが悪いわけじゃないけど。多分中国はこの先も(どういう形かわからないが)繁栄していけると思う。ガラ空きのバスの中で彼らがぺちゃくちゃ喋っているのを見てそう思った。

 

 

機材は787ドリームライナー

 

 

 

さよならイスタンブール。今までの地球さようなら

 

 

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