実施日 7月7日 2023
ベラルーシやばそう
ベラルーシの代表的な奇行といえばご存知だろうが代表的な2つがある。
①2021年-2022年の間、シリア難民をポーランド国境に集結させた。
②2021年5月23日、民主活動家Roman Protasevichが乗っているライアンエアを強制着陸させた。-ロイター
当たり前だが西側から超絶キチガイ国家として扱われている。ルカシェンコ大統領は戦争大好き国家のプーチンの兄弟国家とか言っているらしい。
「それって西側の感想ですよね?」と旧ソ連諸国に入り浸ってる僕としては言いたい所だが、政敵を消すために民間機を強制着陸は普通にヤバい。ダメすぎる。
ビザフリーは本当なのか?
外聞の悪いベラルーシ。
しかし一度、こちらの動画をご覧いただきたい。
открытый и гостеприимный стране. (ロシアのラジオとかで出る安定の男声)
「開かれた外人歓迎光臨 ベラルーシ」
何回聞いても面白いのだが、本当に外人歓迎なのだろうか?
アラサー無職のヤポン人でもいけるの?
プリコージンだけじゃないの?
英語版もあります。
要件
滞在は30日以内で、ミンスク空港発着のみ有効である。ビザフリー化当初は5日だったが増えたのだ。
外務省(MFA)のホームページによると、ベラルーシビザフリープログラムは以下の物が必要との事。
- 一般旅券 (外交旅券はダメ)
- 1日あたり、58BYN (約20€)以上の生活手段となる金
- 保険 (10000€)
- 出国のチケット
ミンスクへ行ける出発地
戦争開始後、ミンスクへ行ける、かつロシアではない出発地はたった12か所だけである。
ギリギリヨーロッパ 中東
- イスタンブール
- ドバイ
- アブダビ
旧ソ連系
- トビリシ クタイシ バツミ
- バクー
- エレバン
- アスタナ
- タシケント
インド
- ニューデリー
追記:中国 北京(フォロワー氏指摘より)
なおアシガバードもあるが、論外なので除外する。
戦争前はキエフ-ミンスクがあり、100$程度で行けてもっともコスパが良かったが、現在はそれどころではない。
事前準備
チェックインや入国で揉めないよう以下を印刷した。
- 行の飛行機
- 帰りの飛行機
- MFA(外務省)ビザフリープログラムのサイトを一応
- 保険
これらを印刷した状態で持って行った。
結果的に、入国審査にて (2)の帰りの飛行機のみ必要だった。(1.3.4は不要でした)
出発日がカザフの祝日(アスタナ設立記念日みたいなの)でコピー屋が殆ど閉まっていて大変だった。
ベラヴィアで行ってみた
上の出発地から僕はカザフスタンのアスタナを選択した。カザフスタンは実質国内旅行である。
B2 776
NQZ 4:15 -> MSQ 5:35
Jul 7, 2023
アスタナチェックイン
チェックインでは余計なことは全く聞かれなかった。
ベラビアの職員はPCのモニターを見て、良いかどうか確認していた。流石民度が高いベラルーシ人である。
前回モンゴルへ行く時、アルマアタ空港にて「ビザ」と聞かれたので拍子抜けだ。良い方に。
本来何処の国も客に聞かないでほしい所だ。アホか。
出発
朝4時15分発というえげつない時間なので僕は瀕死だ。
機内食
機内食は飲み物とサンドイッチだけだが、深夜にドカ食いしたくないので問題ない。
持って帰れるサンドイッチというのは気が利いている。
客室乗務員は容赦なくロシア語のみだった。どう考えても僕はカザフかキルギス人だと思われている。
飲み物選ぶくらいなら СОК ЯБЛОКО とかいえば良いのでF欄の僕にでも可能だ。
機長は英語もアナウンスしていた。
機内で配られる紙
機内でイミグレツォーンの紙が配られるが、必要ない。
これはロシア連邦にこのまま行く場合用だ。今回使うCIS以外市民向けのビザフリープログラムは、ロシアへ抜けるのは禁止である。CIS市民は陸路などでロシアへ行ってもOKだ。
機内誌
搭乗時から既にベラルーシは始まっていた。
トラクターエキスポ2023
機内誌といえば、異国情緒ある旅行先や、ちょっといい生活みたいなのが定番だろう。しかし流石ルカシェン航空ベラヴィアではトラクターエキスポの紹介が6ページ程に渡って掲載されていた!!!
バイクなのかトラクターなのかよくわからない機械とベラルーシ美女の写真は素晴らしい。
ここまで正確にステレオタイプに忠実であると最早ギャグである。
トラクターエキスポいきてぇ、、
到着
エンブラルだがレトロ塗装だ!
ベラルーシらしいドン曇りだ。
ベラルーシは7~8月が1年で最も晴れる期間であるが快晴が5割を超えることは無い。冬に来たら9割が曇りだそうだ。
入国審査
入国審査では
- 目的
- 滞在日数
- 帰りの飛行機
を聞かれた。
ホテル、保険は聞かれなかった。
僕のパスポートを念入りに顕微鏡で見ていた。パソコンのモニターも頻回に見ていたので、偽造かどうかチェックリストがあるのだろう。
審査には10分くらいかかった気がする。
ミンスク国家空港!
国際空港ではなく「国家の空港」という名前がイケてるぜ!
タクシー
タクシーコールは来るが、ベラルーシ人は中央アジアみたいにしつこくないので、1回断ればすぐ引き下がる。
ATMと両替の場所
1階 – 到着階に両替屋やATMが無かった。
2階 – 出発階に両替屋とATMがある。
ベラルーシでキャッシングは可能
ベラルース バンク では日本のVISAカードでキャッシングが可能である。
ベラルーシはロシアに入りません!
コーヒー事件
深夜4:15発、朝5時着というかなり厳しい旅程だった。
空港にコーヒーマシンがある。価格は2ベラルーシルーブル (100円) であり空港としては安い。
一服するか。
…. 僕の2ベラルーシルーブルコインを吸い込んで反応しなかった。
紙幣は反応し、10ベラルーシルーブルを入れたら8BYNが正常に帰ってきた。
損失を含めるとコーヒーは4BYN=200円であった。
旧ソ連ではこの程度の事は仕方ないので笑い飛ばそう(笑えば良いと思うよ)
空港外の野外展示場
ミンスク空港に古い飛行機が展示してある
イリューシン,アントーノフ , ツポレフ, YK などが展示してあるので飛行機マニアには必見だ。
バス
空港バス/マルシュは5.9ベラルーシルーブル~である。
時刻はyandex map か、下記を参照。
マルシュの方がバスより少し高額。30分~1時間以内には確実にバスがあるため便利
おわりに(IDSK)
ベラルーシが開かれた外人歓迎光臨な国だとおわかりいたけましたでしょうか!
ドイツの2つ隣のヨーロッパ、この到達難易度なら一般旅行者にも確実にお勧めできます!MTS (ケータイ屋) や トラムチケット売り場はロシア語しか通じない気がするけど一般旅行者にもおすすめです!高級ドミなら英語可能だったし!
ルカシェンコ、
あーーーーりーーーーーがーーーーーーとーーーーーーーーーーー pic.twitter.com/zFvF30vFIg— 石器時代 (@NsaYamamoto) July 7, 2023
じゃがいも大統領の国にぜひ行こうぜ。
おまけ追記
ベラルーシのレギは自分で会員登録しネットでできる。しかし家主の名前や納税者番号?が必要なので気実際は厳しい