Class 78
マラハ78 (CFR Class 78)は日本の鉄ヲタなら誰でも知っている、ルーマニアを走るかっこいい2軸DMUである。
速そうな未来のデンシャ感がたまらない。
Rolling stock of the Romanian Railways – Wikipedia
Material rulant al CFR Călători – Wikipedia
Malaxa78は1939-1954に製造された。ネットに情報が少ないので細かい事はでんぐるまひろしに任せるとして、Class 77よりは一応新しい。
2022年の失敗
僕はCiulnița-Slobozia間で走っているという情報をもとに去年(2022年)に行った。
そこでは「デジロ」が走っていた。(デジロとはヨーロッパの701系(ゴミカスと言いたいところだが辞めておく(言った))) デジロの写真など絶望的でとてもブログに掲載できない。
当時、そのデジロの運転士に聞いた所「コンスタンツァで走っている」とのこと。
後日フリッカーでコンスタンツァの南を走るMalaxa78の写真を見つけた。
2023年、その運転士とフリッカーを信じてコンスタンツァに向かった。
Constanta-Mangalia で撮影
コンスタンツァ、マングリアはルーマニア東端で、黒海に面する。
撮影日2023年9月30日
Mangaliaの北
まず普通デンシャ(客レ)で宿泊地のコンスタンツァからマングリアに向かい、北へ歩いた。
CFR Class 64 (64 1025 7)
ちげえ。
そもそも場所までいくデンシャがこの客レだったため、期待していなかったが。
それにしてもルーマニアの客車は雰囲気が新しく非Vである。(隣国比)
60 1376 2
天気がギリギリ良くなってきたとき Class 60が!
青塗装は全く渋くなく雰囲気は無いが、1959-1988製であり、こいつも被写体レベルは高い。
Class60を昔デブテツェン(ハンガリー)で撮影したことがあるが2回目。ルーマニア国内では筆者が知る限りIASI-モルドバ国境でも走っている。
Neptun 駅
60-1120-4
昼頃の列車もClass 60
Neptunの駅舎は完全に住居になっており、駅長室はあるが、客用の待合室は無い。
そんな小さな駅でも出発合図をしている。
線路乱入しているキタイツは流石に目立つので、撮影後挨拶したついでにMalaxaが走っているかを聞いてみた。
おばちゃん駅長がわざわざ指令所?らしきところに電話してくれて、15:22のR8389マングリア行がMalaxaだと言っていた。
しかし確実ではないらしい。
暇つぶし
次の列車まで暇なのでルーマニアから黒海を見た。
Google mapの写真を見ると夏はビーチが賑わうらしいが、9月末のため人はまばらだった。
黒海を凄まじい強風が吹いていて座ってポテチを食うのも大変だった。
その後撮影地へ
Costinești Tabără 南
60 1376 2
駅長おばちゃん電話までしてくれたのにガセ情報だったよ。
Class 60が被写体としてショボいとは思わないが、2階建て客車は非Vだし塗装も非V(あくまで股間)だし。
コンスタンツァ駅にて
失意の中コンスタンツァに戻った。
Malaxa78撮れなかったリスカしよ.. と一昔前のメンヘラJKのようなことを考えていたその時。
あああっ!!!!!!!出発を待っているではないか。
つーか小さっ
チャラいルーマニアのティーンはこれで帰宅できるなんて羨ましい!彼らはMalaxa78を有難がってないだろうが、どうせなら○武鉄道のどうでもいい50000系と交換して欲しい。
出発シーン。
側面バンダリズムだが素晴らしい。
Malaxa 78はあります!!
MALAXA 78はあります!!!!!!!!
コンスタンツァ駅にて
Sep 30, 2023 pic.twitter.com/HedeiDltla— 石器時代 (@NsaYamamoto) September 30, 2023
マングリア駅
終点のマングリア駅には2か3台の廃車体がある。乱入して撮りにいくことは可能。
おわりに
稼働しているものは駅撮り2枚になってしまったが、全く無いよりは良いでしょう。ホーム高が低く床下も入るのが救い
運用が不安定なのは難しい。
客レで運行本数は足りそうなのに、Malaxa78が動いている理由は謎だが、見に行くならできるだけ早い方が良い。
コンスタンツァの市バス
時刻表と位置情報がブラウザ上の地図で出る。
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