海外旅行ゴミクッキング

 

 

♪てってけてけてけてってってー

この番組は僕の提供でお送りします。

 

僕の肖像権を尊重するためキエフで購入したガスマスクを着用しています。

みなさんこんにちは。セルゲイソ連スキーです。

海外旅行でつい持って帰ってきてしまった調味料の余り物がありませんか?

機内食は既に味が濃いのに、スプーンフォークと同封している塩コショウを持って帰ってきたことが私はあります。今日はその余り物を有効活用して冷蔵庫と段ボールを綺麗にしましょう。

 

そもそも持って帰る必要のない物。人はなぜそんな下らない真似をしてしまうのでしょう。

家にタオルなんて有り余っているのに貰ってきてしまう旅館のロゴが入ったタオル。画面中央にある旅館をクリックすると無限に増えていく歯ブラシ。人の強欲という悲しい咎のなせる技。

 

今回はそんな悲しい強欲悪徳を帳消しにすべく機内から持ち帰ってしまった食品を消化します。

 

 

料理研究家の先生、僕をお呼びしました。

僕:本日はよろしくお願いします。

僕:よろしくお願いします。

 

料理研究家も隣で合づちをうつだけの係も僕です。両方僕という奇妙なことになってしまいました。孤独で精神分裂してしまったらしいですが今回は2名必要なので役に立ちました。

では本日のメニューです。

 

メニュー

  • オーロラ航空成田-ユジノサハリンスクで入手したマスタード
  • 確かアリタリアで入手した胡椒
  • 確かアリタリアで入手した塩
  • オーロラ航空成田-ユジノサハリンスクで入手した胡椒
  • オーロラ航空成田-ユジノサハリンスクで入手した塩
  • オーロラ航空成田-ユジノサハリンスクで入手した砂糖

以上六点が余り物です。

ほとんど調味料に偏ってしまっています。飛行機から持ち帰れるものなので仕方がないでしょう。また66%がオーロラ航空入手です。これは6月にサハリンに行った時に貰いました。成田からたった2時間。でも機内食は出ます。

飛行機のプラスチックの食器が入っている袋に同封している調味料って、あれ本当に使いませんよね。提供する料理は、大抵既に味付けがなされています。もったいないババアのごとく、僕は飛行機から持って帰ってきます。

塩、胡椒、マスタード。これだけで料理をしろと言われたらマスタードに塩コショウ砂糖をかけて口に入れる拷問になってしまいます。

拷問は嫌です。

 

料理として成立するように写真上、卵、ハム、ベーコン、ウインナー、ネスカフェゴールドブレンドを用意しました。これで朝食を作ります。

メニューはベーコンハム目玉焼きパン、コーヒーつき。何となく朝食っぽいです。

 

お分かりと思いますが肉に偏っています。僕の調理センスの無さを伺い知ることができます。料理ブログだからといって料理が上手いわけではありません。下手な料理を紹介する料理ブログもある可能性があります。

これを3分クッキングで放送したら、健康志向の意識の高い主婦や視聴者から大量の苦情がテレビ局に殺到しそうです。当ブログにはサポートダイヤルは存在しないので、写真のタンパク質ばかりの食材で話を進めることにします。苦情はそこら辺を歩いている野良猫にでも言ってやってください。

 

調理方法

 

まずベーコンとウインナーを焼きます。

なぜ台所で軍手などしているのかとお思いかもしれません。これはフライパンの取っ手が金属で絶望的に熱くなり、それを回避するためです。最初素手で持とうとしたらうぉあっってなったので、わざわざ外の倉庫まで歩いて行って軍手を取ってきました。ガスの前を離れる時は火を消しましょう。

 

軍手を着用しベーコンを焼きます。

肉のように油を多く含む食品は比較的早く加熱が完了します。油が腕にはねて痛みを感じたら焼き上がりの頃合いでしょう。

 

火を消して皿に移します。オーロラ航空で貰った塩コショウを投入します。この塩、5グラムと異様に多く味がおかしくなりそうな懸念がありますが全て投入してしまいます。

ご覧の通りかなりやばいです。

 

卵を焼きます。蓋をすると熱効率が向上し時間コストを削減できるので蓋をします。

料理ブログなので何分熱するかを記載しておきます。

半熟、完熟が何分と料理本では細かい事を逐一書いてきますが、当ブログは卵が半熟になる時間が何分か考えるよりも、渡航先の情勢についてや宇宙に遍在するダークエネルギーについて考えたいので、分数は適当とします。

つまり記載しません。

 

 

目玉焼きなので私としては弱火を推奨します。しかしこれも正解はありません。

急いでいない人は弱火、まあまあの時は中火、生き急いでいる時は強火とフレキシブルに選択するのが良いでしょう。

 

適当に時間を見計らって蓋を開けます。私の場合は丁度半熟になっていました。そこに多分アリタリアで貰ってきた塩コショウを入れます。こちらも塩コショウの量が多い気がしますが、細かい事を気にしたくないので全て投入します。卵にもウインナーと同様に必要以上の塩がついてしまいました。

 

次にコーヒー淹れます。

 

飲み物は重要です。卵が焼いている間にコーヒーを用意しました。といってもネスカフェゴールドブレンドをコップに入れて象印からお湯を投入するだけです。ここにオーロラ航空の砂糖を入れます。

 

オーロラ航空の調味料はおしゃれなパッケージで良いですね。航空会社のロゴをイメージする白いラインが入っています。

 

混ぜる時は機内で配られた食器の袋に同封しているスプーンを使います。コンセプト的に、可能な限り機内で配られたもので済ましてしまいましょう。

 

最後にハムにマスタードをかけます。ハムは特に調理の必要はありません。そのまま食えるので、皿に置いてマスタードをぶっかけるだけです。

 

 

完成

 

完成しました。邪魔で部屋が散らかる原因になっていた調味料が肉や卵やコーヒーの粒や熱せられた水など食材と混じりました。袋は空洞になりました。もったいないという気持ちは成仏しました。

 

 

食べる前に機内で貰ったウェットタオルで手をふきましょう。カタール航空で貰ったもので、なんとこのタオル貰ってから16か月経過しているのに湿り気が完璧に残っていました。石油王の国は完全密封を施す点、細かい部分のコストを削りません。

 

 

それでは食べていきます。

 

こちらが完成した料理です。特にマスタードの見た目が良くないですね。ぶびびっって出たのが丸わかりですし、写真の色調も悪く食べ物とは到底思えません。卵の上にかかったコショウは、寝たばこで焼け焦げた跡がついた床を連想させる見た目です。

僕は料理研究家としてはセンスがありません。

 

想定していた通り絶望的に辛いウインナーになってしまいました。1日の塩分摂取量は男性8グラムだそうです。袋を見返してみると、5グラムと書いてあります。オーロラの塩とアリタリアの塩を足すと、10グラムです。普通にアウト。

塩はサハリンの味がするとかアホな事を言ってみたかったんですがそれ以前に涙が出そうです。

 

口内に重大なダメージを与える恐れがありました。ご飯を追加して塩を相殺することにしました。

ご飯は偉大です。濃すぎる味は丁度良くなりベーコンとウインナーは一件落着。

卵は半熟で焼き上がりそのものは良い感じでしたがこれもナトリウムが多すぎてご飯と相殺。コーヒーは普通にOK。ハムとパンは別に美味しくはありませんでした。

卵パンは駄目ですね。ケチャップが必要なんだと思いますがそんな調味料は貰ってきませんでした。

 

今後僕は料理研究家を志すことは無いでしょう。

 

 

総評

 

最大★5

 

ベーコン・ウインナー ★★★(ご飯と相殺したため)

卵 ★★★ (ご飯と相殺したため)

ハム ★ (さめてた。ケチャップが無い)

コーヒー ★★★ (インスタントに失敗しようがない)

 

なんだかんだベーコンとウインナーは美味しかったです。

 

 

本日のおさらい

 

では本日のおさらいです。

  • コーヒー:任意
  • 砂糖:袋に入っている量
  • ベーコン:任意
  • ハム:任意
  • ウインナー:任意
  • 塩:袋に入っている量
  • 胡椒:袋に入っている量

 

子供たちの自主性を尊重する方針の結果とりあえず何でもいいよ状態で虚無と化した学校教育みたいです。任意という文字が4つもあります。

 

いずれにしても適当です。

 

それではみなさん、ごきげんようさようならー

 

 

♪てってけてけてけてってってー

 

 

Aug.2018.

 

 

これも読んでみませんか