ベラルーシのナローゲージ
ベラルーシはナローゲージの天国である。筆者が知る限り全て貨物輸送、とりわけ泥炭輸送に用いられている。
日本では60年前に消えた軽便鉄道のようなものがそこら中に残っているのだ!
行くしかない!!!
自分が調べた限りこの14箇所ある。
調査方法はRailgalleryをクリックしまくる方式なので抜け漏れはあるかもしれない。
セルゲエビチスコゴ 泥炭輸送狭軌鉄道
セルゲエビチスクは、ミンスクの40kmほど南にある。
ベラルーシ語では、Сяргеевічы と記述する。 ベラルーシ語版wikipedia によると Сяргейの父性らしいがその名前が一体だれなのか分からない。
狭軌鉄道
Узкоколейная железная дорога Сергеевичского торфопредприятия
ウィキによると1929年に開通。
現在の長さは40km
システムの最大長は約90kmでした。南側の支線は1944 年に廃止されました。以前は、このシステムはガツク村にあるスルツク泥炭企業の狭軌鉄道に接続されていました。道路間の接続は 1970 年代に解体されました。
実際に行ってみた
- 工場から東へ行く路線
- 工場から南東方向へ行く路線
がある
工場から東(午前)
ТУ6А-2119 カンブラカ 1981年製
1本目は面逆光で撮ってしまった。
通報を恐れ、奥にあるダーチャがある順光の立ち位置を避けここにしたのだ。(奥が右カーブで、その奥は順光)
しかし後でダーチャのおばあちゃんに話しかけたら、怒りと狂気に満ちたチクリソ連人ではなく、ただの優しいお婆さんだった。1日何本来るのか聞いたりしたが1本かもしれないし4かもしれないと言ってた(うろ覚え)。
TU6A 2119は40~50分後、単機で戻ってきた。
こんなことなら午前中から「工場南西」へ行きこの作例にすりゃ良かった。ミンスクから近いので再履修したい…
工場南西(午後)
概略図で「午後撮影地」と書いた場所よりさらに南1km(500mだったかも?)ほどの所へ行ってみた。
TU6A-2119
着いて10分ほどで、作業員輸送車のようなものがきた。後追いであるが風情がある。
逆光から、泥炭を乗せた機関車がやってきた。
草に埋もれた夏のベラルーシのナローはあまりにも風情がある。
優勝(午後撮影地)
ТУ8МБР-6094
順光で完璧に仕留めた。雲がかかる可能性もあったが丁度何もない時にきて大満足となった。
上の撮影地は作例のパクりである。
ТУ8МБ-0180 — Photo — RailGallery
これは工場東の川だと思うのだが、Vだと思う。何故か閲覧数が少ない。
ТУ8МБР-6094 — Photo — RailGallery
ナロー交通量について
- 工場より南西の泥炭方面の方が本数が多い。(職員輸送車のようなものも来る。筆者の体験、RailGalleryでも同様)
- 工場より東の国鉄方面の方は本数が少ない。
南西に行くことをお勧めする。
チクリについて
セルゲービッチスコゴは、チクられるような危険な雰囲気は感じなかった。ミンスクからアクセスが良いのでお勧めしたい。
行き方
ミンスクメトロ 終点 Mahilioŭskaja Магілёўская マギリョフスカヤで降り、
バスターミナルから468c 系統で行ける。
468の終点 Правдинский (Минская область) プラーブディンスキー
この街、意味が「真実(プラーヴダ)」でありかっこいいんだか悪趣味なんだか分からない。
時刻表はyandexで。
他ベラルーシのナローについて
自分用の備忘録も兼ねて、ベラルーシのナローの一覧を作った。
①は今回紹介したセルゲービッチスコゴ。
②~⑤は実際筆者が行ったので、今後記事にする。
僕が行っていない所の作例をリンクした。
次回行くつもり
⑥ウシヤジ ミンスクからバスでいける
⑦ストラボン ЭСУ3А なんだこの釜
廃止してると思われる
10 ガンチンスコエ
11 Слуцкого ТБЗ 2017以降作例なく、車両は他のデポに移転したので廃止だろう。
12 ПРУТ “Красная Звезда” (Несвиж) どう見ても廃止。
13 Ляховичское
14 Браславское
おわり!