JD、夜行列車、しょうもないエッセイ漫画【読まないでいいです】

 

しょうもないエッセイ漫画。

どうも漫画担当サミュエルブランチェスターです。7兆あるうちの2つ目の人格ですわ。

 

 

ブログとしては最高にどうしようもない内容だけどエッセイ的には良いかも知れない。

ありのままにあったことを話すぜ。

初めに断っておくが、この記事は何一つ有益な情報は無い。

 

 

席が無い

8/31ウラジオストックからハバロフスクは激込みだ。

 

僕は8.31にウスリスクからコムソムモルスク-ナ-アムールまで行くつもりでいた。

僕は早めに予約しない。

気が変わることが多いし、ロシア語で払い戻すなんて難しすぎて御免だからだ。

 

8/31のチケットを前日8/30朝8時ウスリスクのホテルで検索する。ウスリスクからコムソモルスクアムールまでの列車だ。

RZDホームページを見ると完売。そんなバカな!

 

8/31って学生が大勢移動するのかな? Мест нет

 

 

僕はウスリスクに永居したくない!

僕には広いロシア回り切れないほど行く場所がある。僕にはいく場所があるんだよ。

 

 

何度も検索を掛けると、10時頃キャンセルが出た!

3席だけ空いていた。速攻でポチる。

 

 

2つはプラツカルテ(開放寝台)で、見ている間に消えた。

ラスト1は座席で通路側。

通路側なんて最悪だがもう文句は言えない。

 

 

奇跡的に座席が取れて一安心した。

奇跡的に前日取りした1席は僕に謎の満足を与えた。

 

デスノート

8月31日21時、351Э シヴィルツヴォからコムソモルスクアムール行きに乗り込んだ。

シヴィルツヴォはウスリスクの北60km強の駅だ。トリテトゥしに行っていた。

 

乗り込むといきなりだけど、

通路でしゃがんでデスノートを読んでいる若い女子がいた。

 

歩きざまにしれっと見たらかなり美人っぽかった。

 

 

 

僕のバックパックは重くてとりあえず置きたいので自分の席に行った。

窓側は荷物があるけど空席だ。

隣の人はどっか行っているらしい。

 

席で一休みしたあと、便所に行くついでに、いやついでではないけど。

僕は後方の便所のほうが近いのに、わざと前方の車掌室がある側の便所を使った。

 

で、

デスノート女子に僕は声を掛けてみた。

 

Do you like death note?

 

もう一度断言しておくが、彼女はかなり可愛かった。

まじで本当に。

スラブ顔に、例の流行のバカでかい眼鏡が似合っている。

 

 

案の定アニメや漫画が好きらしい。

 

ロシアの若い人はアニメをよく見る。

日本では根暗で家にこもってアニメみるか漫喫にこもってマンガ読むような僕みたいな人間が好む趣味だが(10年前かよ)、ロシアでは外国のイかしたクールな読み物として、イけてるボーイやガールが読んでいる。

 

 

僕はロシア語が殆どできないので、彼女とスマートホンの翻訳でちょっと話した。

 

日本の文化が好きになって8年目らしい。

それが高じてキッチンを日本式にしているらしい。

 

彼女はなんで車掌室近くの通路でデスノートなんか読んでいるかというと、スマートフォンの充電に問題があった。10%だ。座席車には席近くにコンセントがない。通路の高さ1m程の位置のコンセントで充電していた。

 

話している間に2回もバコーンとスマホが落下した。列車が揺れるから。

 

まじで壊れるよ…

 

僕は座席に戻りバッテリーバンクを取り出して、通路に戻って彼女に渡した。

 

 

It’s good idea.

 

実際僕のスマホも25%しかなかった。だが俺法廷最高裁判所大法廷は2015年、キュートな女子に優先的にバッテリーバンクを貸すよう判決を出した。僕は判例法に従った。

 

 

彼女は席に戻る事にした。もう通路でしゃがんでデスノートを読みながら充電する必要はない。

僕も席に戻る事にした。僕も座りたい。

 

 

冗談みたいな話だ。

空いていた僕の隣の席は彼女の席だった。

 

 

文章に起こしていても中々の強運だと思うがマジだ。嘘ではない。ありのままにあったことだ。

 

31日8月2019年。僕の世界は純文学だかラノベだかよくわからんけどとりあえず小説と化した。

 

 

席が隣で話しやすいので、話の続きをした。

彼女はヴァンパイア騎士が好きらしい。かなめさまがマイファーストラブと言っていた。彼女はロシア人らしく、夜10時半なのにスマホのスピーカからヴァンパイア騎士のOPだのナルトのOPだのを流し歌った。

 

 

僕はせっかくなので絵を描いてあげた。

僕は2分で雑な落書きをするのが大得意だ。こんな時に昔同人やっていたスキルが生かされるから、同人誌は役立つ。履歴書には役に立たない。

 

 

僕が乗り込んで2時間、11時になったから、お互い寝ることにした。

 

 

彼女はリクライニングが少ねえ!と文句を垂れていた。そんな事はどうしようもないのでお互い就寝するわけですよ。

 

 

Good night.

 

 

しばらくすると。

時間がどれだけ経ったか分かんないんだけど。寝てたから。どの程度のしばらくかは分からないけど。

 

 

肩が重い。

 

肩が重いわけだ。

 

心地悪くはない。

 

まじか。

 

 

まじか。

 

 

僕は彼女のおかげで初々しい高校生時代(仮想上の(なぜなら男子校だったから初々しい高校生時代は存在しないので思い出したのは捏造された歴史))を思い出したわ。

キモヲタとして生まれ生後3秒で銀河最高裁判所に懲彼女無役200年を言い渡された僕なので初々しい高校時代なんてありましぇーん。

 

 

 

東京で疲れ切ってロングシートでぶっ倒れてくる人みたいに、起きた瞬間にハッとして反対側に頭をやるとかではない。

彼女の眠りが切れて起きた気配がし、1/3くらい肩が軽くなっても、数瞬また重さを取り戻す。意図的にやってんのかオドレ。

 

図2のように、椅子と窓の角に頭乗せると痛いんでしょう。寝る前に椅子に文句垂れてたからね。

僕の方のほうが硬性は低いけどね、そりゃ。

 

 

 

ほんと良くX時間前に会ったダサいアジア人に寄りかかって寝るつもりになったな。

どういう精神だ。

凄いよ。

 

 

 

座席車通路側。本来最悪の環境だったけども。僕は心地よく眠れましたとさ。

 

 

 

翌朝彼女はハバロフスクで降りて行った。

ダスビダーニャ。

 

 

外国ラッキーエピソードの内でも相当だった。普通ないわこんなん。僕これ人生で二度とないだろう。ありがとうウスリスク。ありがとう351Э。

 

 

僕はさらに12時間ほど、コムソルムスクアムールで降りた。

さらば座席番号32。

 

 

そういうわけで分けわからん旅行は続いていく。

 

 

Сибирцево sibirtsevo

Primorsky Krai, Russia

 

Хабаровск Khabarovsk

Комсомльск на амуре

 Komsomolsk-on-Amur, 

Владивосток Vladivostok

 

 

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