実施日: 2022年4月30日
ウズベキスタン→カザフスタン 陸路国境突破2022
カザフスタン反政府暴動が2022年1月4日から発生した。筆者が行った4月30日~5月には特に危険はない。
国境開放
2022/4/11 からロシア、キルギス、ウズベキスタンの国境開放した。
Казахстан с 11 апреля открывает сухопутную границу с Россией, Кыргызстаном и Узбекистаном
今回ウズベキスタンからカザフスタンへ突破してみた。
ルート
今回のタシケント→シムケントを陸路(自動車)でいく方法を2つ紹介する。アルマトイ(バス,鉄道)やヌルスルタン(バス)への方法もある。
①タシケントからシムケントの直通バス。
タシケントのバスターミナルからバスが出ている。Almazar 地下鉄駅付近にある。
値段は80000スム 880円程度とのこと。
Международные маршруты Ташкента
時刻はタシケント発 07:00, 12:00, 18:00
所要時間は3時間から3.5時間
②国境まで自分で行く、マルシュ&タクシー乗り継ぎ。
:安さを極める場合
メトロ14スムと市内バス589で30スムで国境へ、国境通過後シムケントまでマルシュで2000テンゲ、合計700円程度
1も2もそれほど変わらない。楽さを求めるなら1で、自力突破感は2が高いだろう。
他都市
③ヌルスルタンやアルマトイまで直通バス(非推奨)
直通バスは、タシケント-アルマトイ, ヌルスルタンもあるが、丸一日以上かかるので、凄まじく疲労するだろうし何も楽しくないだろうからお勧めしない。
はかた号乗り通し系のマニアにはおすすめ
④追記::鉄道
5/15からタシュケント〜アルマトゥ間で、スペイン製高速車輌タルゴを使用した国際列車が週3便で運行を開始。同時に西部のヌクス〜ベイネウ間の国際列車も運行を再開https://t.co/97eQyzHDQk
— 露探【円谷猪四郎】 (@karategin) May 13, 2022
15 May 2022 から鉄道も復活とのこと。
実際に陸路国境突破してみた
僕は2の方法にした。タシケント中心部はカザフスタンの国境から30kmとかなり近い。
先述のように路線バス3000スム(30円)で、市内から国境に行くこともできるが、僕はタクシーで行くことにした。440円程度。
ウズベキスタンのタクシーは安いし、スムが余っていたからだ。
Yandex taxiを利用するのを勧める。
タクシーで到着。
場所
国境の様子
①門
道路上にゲートがあり、ゲートと小屋周辺に警察がいる。どこに行くかとか国籍を聞かれるので答えよう。
PCR Test 客引き
次にCovid-19 PCRのテストが出来る場所がある。100000スムだ。1100円
こういったビジネスは国境でやっているので、わざわざ街で用意する必要はない。日本の接種証明では心配という人や、反ワクで持っていない人は1100円で受けるのもいいだろう
PCR客引きのおばちゃんが案外うるさい。日本の接種証明で突破できるので、「ウミニャー セルテフィケイト(証明書持ってる)」と言って断った。
しかしおばちゃんは何処に行くか聞いてきて、アルマトイへはウズベク側国境に停車しているそこのバス、シムケントは国境超えた後に60,000スムか2000テンゲ(700円くらい)と、重要情報を教えてくれた。親切のおかげで国境突破後タクシーにぼったくられずに済んだ。
両替
両替のおっさんが札束を持って歩いている。
100400スム→4000テンゲ。
カザフ側の方がレートが良かった。(後述)
便所
ウズベク側に便所はある。1000スム=11円。出入国時トイレ行きたいと嫌なので済ませよう。
カザフ側は確認していないが、おそらくあるだろう。
②出国の通路に入った所
おっさんが、どこに行くかとか聞いてくるので答えよう。
③出国の建物に入る。
荷物検査と税関がある。ほぼ何も聞かれずにスルー出来たが、日本人が珍しいのか何故か喜んでいる荷物検査職員が居た。
④出国
ここも細かい事は聞かれない。
レギ(滞在証明)の紙を出せと言われる。僕は6枚所持(タシケントx2、クングラド、ムイナク、ヌクス、ヒバ、サマルカンド)していたが、内容をよく確認することもなくすぐ返された。仮に少し足りてなくてもバレないと思う。
ここからカザフスタン職員
④~⑤の間、長い通路があり、ひとりマシンガンみたいなのを持った兵士を一人見かけた。
⑤入国審査建物の前
おっさんが立っており、やたら旅程を細かく聞いてきた。この人がいちばんしつこかった。
⑥入国審査官
ここでの質問は行く都市を言う程度。
外国人があまりこない国境でよくある事だが、隣の同僚に「日本人ってビザなしだっけ?」と聞いていた。
彼は一旦退出したが、1分程度で戻ってきてスタンプを押した。
カザフスタン入国はあっけない。
⑦税関+Covid証明
税関の職員がついでにCovidワクチンの証明書を確認していた。○玉県x市の発行のものでOK
職員はあれこれ聞いてきて何だろうと思ったら、柔道の動画を見せてきた。
その後まっとうな質問、ドル、ユーロ、煙草、酒、マリファナは持っていないかなどと聞いてきた。
聞くだけで荷物開示は無し。
僕は600ドル相当は持っていたが、面倒だったのでバックパックから出さずに持って無いと答えた。本来はきちんと所持分を言うべきだろう。
⑧荷物検査
ここは荷物を通すだけ。
質問はない。
おわり
突破。右に映っている異常中年は僕だ。
両替
両替のおばさんが居る
100000スム→4000テンゲ
カザフ側より4%レートが良い。
国境→シムケント
タクシーの客引きは多い。シムケントまで5000テンゲと言い、断ると4000テンゲなど値下げする。2人の場合は8000だとか言ってくる。(なんだそれ)
国境~シムケントが100kmで4000テンゲ=1200円程度なので、ケチらない人はそれでいいだろう。
昼12時頃マルシュが停まっており、シムケントまで2000テンゲだったので僕はそれに乗車した。
出発したのは13時ごろだった。
まとめ
2022年4月30日の情報
- ワクチンの接種証明は日本のものでOK
- 両替はカザフ側の方が良かった(スム→テンゲの場合)
これらは全て僕がそうだっただけで、常にこうだとは限りません
おわり