【Tカード】レジ袋エコポイントを使うとうまい棒5本で1本タダで交換できるのか

 

 

 

イントロダクション

 

 

どうも。NSZ山本です。

 

今回は信じられないほどどうでも良く、アホな内容です。

2019年にあなたが読んだ記事の中で最もくだらないものの一つになるでしょう。

 

 

本題です。

 


エコポイントというのをご存知ですか。近くのスーパーでもやっている店があるかと思います。

ご存知の通り、スーパーでレジ袋を断ると数ポイント貰えるシステムです。

 

レジ袋を有料にする店がある一方で、レジ袋を断った際にポイントを付けることで袋を断るインセンティブを与えるシステムです。

 

主なスーパーでは、

 

  • 有料 イオン イトーヨーカ堂
  • 無料 コンビニとか
  • ポイント マルエツ サミット

 

となっているようです。2019.02調べ ※区の条例で一部店舗が違うことがあります。

 

 

レジ袋を断ったことに対し「ポイント付与」をしている店の中には、Tポイントを付けてくれるスーパーがあります。

それがマルエツです。

 

 

「Tカード」サービスのご案内|マルエツ

ホームページによると、

「Tカードの提示により、お買い上げ金額にかかわらず、Tポイント2ポイントを進呈させて頂きます」

とのこと。

 

 

家族10人分1週間の食料を買って2万円でも2ポイント。

パン1個100円でもレジ袋を断れば2ポイントということになります。

 

前者は0.01% 後者は2%。

還元率が200倍も違います。

 

「買う商品の数だけレジを周回すればよくね?」という悪辣な思考が容易に想起出来ます。

しかし、世の中そんなアホで暇人も居ません。

 

だがもしアホが居たとしたらどうだろうか。

 


うまい棒は1個10円です。

「お買い上げ金額にかかわらず」とのことなので、2円分のポイントが付きます。

よって還元率は20%です。

 


つまりうまい棒を5買い買えば、1つ無料で貰える計算になります。

 

 

  • 通常のTカード 0.5%
  • アマゾンが1%
  • 楽天カードで通常1%
  • 楽天マーケットで5%
  • アマゾンストゥーデントの本が10%
  • 家電量販店ビックカメラで現金時10%
  • マルエツでうまい棒を買ってエコポイントを付けると20%

 

 

うまい棒と Tカードのコンボは、

あらゆるポイントの中で最も還元率が高いことになります。

恐ろしい発見です。悪魔の法則です。

 

 

そんなことが実際可能なのか。

取材班はお店へ出向き検証を行いました。

 

 

5本のうまい棒を買う

 


早朝8時。お客さんが少ない時間帯にやって来ました。

 

うまい棒1本だけ会計をするだけが目的です。

レジを5周もする人は明らかに迷惑な客そのもの。被害を最小限にするために買い物客の少ない時間帯に来ました。

 

 

いざ店内へ

 

無事1本目を購入しました。

 

レシートはこちら。

 

ポイントは「明日以降反映」とのこと。

本日中にあと4回うまい棒を買い、明日再度店に出向く必要があります。

 

 

同じうまい棒を同じ方法で複数回撮影してもつまらないので、SNSのアイコンをイメージして撮影することにしました。正方形に切り取ってよりアイコン感を出しています。

 

2回目。顔アップ系のよくあるアイコン。

 

…….

 

今回実験で訪れたマルエツは「うまい棒コーンポタージュ味」しか置いていません。なんということでしょう。

店としては品数を減らし在庫リスクを減らすことができます。うまい棒って利益率低そうですし。

 

様々な味を楽しむ積りでやってきた私としては少々がっかりですが、こんな不届きな行為をしてる時点で文句は言えません。

 

 

3回目。空へジャンプしてるうまい棒

 

…..

 

現在朝8:10頃。

レジに並ぶ大勢の客と鉢合わせないとの配慮のため早朝に来ました。

それが裏目に出ました。

 

複数あるレジですが空いてるのは1か所のみ。

レジの店員さんは1人のみ。

朝だからね。

どうしても何度も同じ店員さんと当たります。

 

 

無言で10円毎にレジに並ぶ客を見るのはきっと気持ち悪いでしょう。

何よりも今自分が無言で居るのは居心地が悪いことです。

 

読者には伝わりにくいかもしれませんが、2019年で最も恥ずかしい日になりました。

 

ポイント10ポイント貯めるためにうまい棒を5回に分けて1つずつ10円だけ払って購入するっていう行為、店に入る前から気づいてたけどやばいです。

1度試してみてください。

否、私が自意識過剰で、世の中の大勢はうまい棒を5回に分けて1回の会計で10円しか払わないで周回するのに無感覚なのかもしれない。世論調査やったわけじゃないし。

 

 

………

 

 

ともかく一応話しかけておきます。

 

山本「何度もすみません。ちょっとした企画をやってて記事にするんですよ」

人の好さそうなおばさん店員「そうですかははは」

ピポパ

ビビビ(レシート)

店員「ありがとうございました。又お越しくださいませ~」

山本「またきます…」

 

人の好さそうなおばさんは愛想笑いをしてくれました。これが社会性、社交性、あるいは日本の接客業。

 

「又来ます」ってやばい取り立てかよ。

 

 

 

4回目。

街に佇んでいる系のアイコン。おしゃれなブロガーとかがやってそうな奴です。背景をぼかすのがポイントです。

 

 

 

5回目。5人組のアイドルユニットを意識して撮影しました。解散はしません。

 

 

帰宅し、椅子に身を横たえます。

ようやく終わりました。体力は全く必要ないのに妙な気疲れをしました。

店の前で写真を撮らずに帰ってしまったので、家撮りになってしまいました。

 

 

レジの人には毎回愛想笑いを向けられ、罪悪感が30%増しくらいになりました。

購入するたびに「ありがとうございました。又お越しくださいませ」と言われます。

 

「またお越しくださいませ」の「また」は120秒後という意味ではないでしょう。

「お越しくださいませ」の「お越しください」は10円のうまい棒だけ購入しにお越しになることを指しているとは思えません。

 

 

100%合法なことをしているはずなのにこの居心地の悪さよ。

 

 

何はともあれ、これで10ポイント貯まったはずです。

目的のためには周囲の目など意に介さない気概が必要な時が人生にはあるのです。マジすみません。

 

 

あとは無事ポイントが反映していることを祈ります。

いきなりシステムトラブルなんて運最悪なことはめったにないはずです。

 

1本のうまい棒をもらう

 

翌日。

 

 

決戦のために再度やってきました。

こんな事のためだけに2日連続でスーパーに行くのは悲しいです。

 

 

Tカードのサイトで事前にポイントが付与されていることを確認しています。

カンニングテスト感がありますが、事前の確認は重要です重要。レジに並んで実は付与されてませんオチなんて嫌ですからね。

 

10ポイントのデータが刻まれたTポイントカードとうまい棒を手にしいざレジへ。

 


~レジ~

 

山本「ポイント使ってもらっていいですか」

店員「はい」

ピポパ

…….

 

 

 

 


無事ゲット!

 

(ファンファーレ♪)

 

コングラッチュレーション。

コングラッチュレーション。

 

(拍手をするスーツの集団)

 

 

ついに念願のうまい棒6本目を無料で手に入れました。

勝利は私のものです。

 

還元率20%は実在したのです。

ちょっと傾きかけている国のインフレ率みたいな数字の。

 

 

 

昨日の居心地の悪さは報われました。さっぱり忘れました。過去は振り返らない。

あとで山本がおいしく食べました。

 

 

結論

 

うまい棒5本を1本ずつ分けてレジで購入すれば、翌日うまい棒を1本ポイントだけで購入可能。

 

できるに決まってるんですけどね制度上。

やっぱりできました。

 

 

「理論上可能」という段階で合った仮説は、ついに「現実に可能」となりました。

まるで理論物理学の学説が、実証物理学で加速器を用いて証明されていくように。

 

私はこの実験結果を

「うまい棒20%漸増の法則」と名付けます。

 

サイエンスか、ネイチャーか、ナショジオか、オックスフォードプレスか、ガーディアンか、ワシントンポストに発表したい所です。(却下)

 

 

ただし余程暇な人にしかお勧めしません。いや、暇な人にさえお勧めしません。

小学生とかはやっても良いんじゃないでしょうか。

 

小学生がこのサイトに辿り着く可能性に関しては議論の余地があります。可能性は低いでしょう。

 

 

ちなみに安いお菓子の一覧はこちら。

 

安い駄菓子一覧

品名価格(税込み)エコポイント還元率(%)
うまい棒10220
グレープガム10220
蒲焼きさん太郎12216.66666667
キャベツさん太郎2129.523809524
チロルチョコミルク2129.523809524
コーラシガレット3126.451612903
たらたらしてんじゃねえよ3126.451612903

 

 

 

 

……

 

ウルバリン

 

 

考察

 

 

1人の買い物客とレジ打ちのおばちゃんという単位で見れば、自分は面倒で手間ばかり掛けるめんどい客です。

 

しかし考えてみれば、

うまい棒は本来私がマルエツで購入する予定のなかったものです。

 

マルエツやTポイント(株)の経営全体から見ると、Tポイント2ポイント分を提供することで購入予定の無かったうまい棒を私に買わせたことになります。

ポイントのお陰で50円の金が移動したのです。

 

私は経営戦略の手のひらの上で転がされました。

 

 

恐るべきTカード。

(多分そんな経営戦略は無い)

 

 

 

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