トビリシ空港線 ジョージア国鉄乗り潰し2019
ジョージア国鉄(GR)の乗り潰しの前哨戦です。実際にはほぼやっていないんですが、2か月後にジョージアは再訪するつもりなのでとりあえず空港線を乗っておくことにします。
トビリシ駅
巨大な駅に見えますが内部の殆どはショッピングモールで、駅機能は3階にあります。
エスカレーターで3階に行くと多くの人が番号札で待っています。たまに数字が呼ばれる音が聞こえてきます。あまり窓口が混んでいなかったので適当な窓口でアエロポートと言ったらすぐ売ってくれました。1番線だけは入り口が違いますが2,3番ホームは切符売り場からすぐ行きやすい場所にあります。
料金は0.5ラリ 約20円。安い。
空港までがまさかの常備券
20円 pic.twitter.com/IQrZyw1dEH— 石器時代 (@NsaYamamoto) November 30, 2019
切符はこんな感じで手書き感あふれるのが売っています。
裏面は写真。
時刻表
- No.6603 Tbilisi 7:50 → Airport 8:25
- No.6604 Airport 8:35 → Tbilisi 9:10
- No.6607 Tbilisi 16:55 → Airport 17:30
- No.6608 Airport 17:40 → Tbilisi 18:15
所要35分
車両
トビリシ朝7:30ごろ。2両編成のしょぼいICE2(勝手に命名)は暗いホームに既に停まっています。窓ガラスが斜めだし. 赤ラインだし(適当
ICE2(適当) pic.twitter.com/TABEZpRcc0
— 石器時代 (@NsaYamamoto) December 4, 2019
全く読めないサボ。たまたまいた青年に空港行きか聞いたらこの列車であっているというので乗り込みます。
発車30分くらい前。2両目には数人の人々が座っています。1両目には3人がけ座席でぶっ倒れている人が居ました。1両目の方が空いているのでそこに座り適当に写真を撮ります。
しくじったことにぶっ倒れて寝てるのは車掌でした。私が大きなシャッター音で車内の撮影をするとむくりとおきて撮るなと言ってきました。ひょっとして列車はSadaxlo4:55発 トビリシ7:15着のの折返しなのでしょうか?そのまま乗務で眠かったとかなのかしら。いや、確証はないし違うかもしれません。
隣の車両に逃げようか、いや移るとますます写真撮る気満々みたいで怪しいのでおとなしく座って写真を撮らずにおくことにします。ただし車掌は制服を着ていますがワイシャツを出しててだらけた格好が好印象。
出発
地図。
7:50 走り出します。右手にはトビリシで最も目立つテレビ塔が見えます。テレビ塔のある丘にはケーブルカーがあり、その線路も見えます。窓の外は撮っていいか聞くとそれはいいらしいのでスマホで撮影しておきます。朝でまだ薄暗いトビリシをICE2は超高速でゆっくり進んでいきます。
途中駅が5つ(だったと思う)あります。すべての駅に丁寧に止まっていきます。
Platform 2506 km, 2508 km, Tbilisi Samgori, 名前不明のプラットホーム, Platform 8km ,終点Airport .
車窓右手にSadakhloやエレバン方面の線路が分岐していきます。
Tbilisi Samgori駅、車窓右手にはボロくて昔ながらのマーケットが見えます。ジョージアですね。
Google mapで見るとやたら線形が歪曲した区間があります。実際そこを走っていきます。謎です。
最後の停車駅プラットホーム8kmを過ぎると車窓左手に線路が分岐していきます。Telaviという街の方へ伸びているのですが昔は旅客列車が走ってたのでしょうか。
トビリシ空港
終点のトビリシ空港に到着。見た目がやばいです。
屋根が金ピカ。殻が金ぴかの甲虫みたいな見た目あるいは殻が金ぴかなアルマジロを連想する駅舎。誰がこんな画期的なデザインを施したのでしょう。
ホーム長はきっぱり2両のみ。ここで撮影してたらまた車掌が文句を言ってきたんですが運転士がなぜか乱入してきてジョージア語で何らかの言葉を言い、撮っていいことになりました。一体どっちなんだ…
空港駅にはたった1日2本しか来ません。時間は朝と夜しかなく利用しづらい時間帯。なんでこんなダイヤにしたんだ。ウラジオストク空港の方が2.5倍マシです。
折返しは飛行機に乗ってきた利用客が多いのかと思いきや、スーツケースや大きなカバンを持った人はゼロ人。空港駅から乗ったのは3人くらいの荷物の少ない地元民っぽい人しか乗っていませんでした。後日分かったんですがトビリシへ向かう途中駅で沿線住民がそこそこ乗ってくるので空気輸送ではなく安心しました。
空港を探検する
向かいにはショータ ルスタベリ トビリシ 国際空港のターミナルがあります。近代的なターミナルでこれは出発の建物。到着は写真右の方の別の建物です。
中に入ると天井が高くおしゃれです。飲食店は多くはありませんが一応1階にあります。多分高いです。飲食店はセキュリティチェックを受けた後、たくさんあるようで遠目でダンキンドーナツなどが見えました。
食べ物をなんとか安く済ませたいなら、建物外の駐車場の真ん中に小さな売店がありそこでパンを打っています。2ラリくらいで何かのパンが買えます。
トビリシ空港 アントーノフ 左An-12BK(UP-AN205) 右イリューシン IL-76TD(UR-78786) ってすんごいの並びがあった
11/30 pic.twitter.com/SY4DlDeSZS— 石器時代 (@NsaYamamoto) December 3, 2019
駐車場からはAntonov と Ilyushin のソ連飛行機コンビが見えました。こんなのが未だに飛んでるんですね。左はJupiter Airlineのアントーノフ 右はYuzmashavia のイリューシン。両方ジョージアの機体ではないです。
バスで帰る
バスが空港と市内を結ぶのに最も利用しやすく安価な手段でしょう。バス親父もそう言っています。
- 37系統 20分おき
- 乗車時間:中央駅まで1時間9分
- 料金 0.5ラリ
片や1日2本、片や20分間隔。なんで列車廃止しないんだろうか。
おわりに
空港線の乗り潰しは完了しました。並行するバスが圧倒的な本数で便利で、なんでこんな路線に普通列車を未だに走らせ続けているのか謎です。
空港到着後に列車で市内へ向かうのはダイヤ上難しいと思いますが、もし8:35か17:40に便が到着する場合は金色の甲虫の駅舎で待っているICE2(適当)に乗ってみてください。
おまけ時刻表
Traffic General Schedule – English Railway
GRに公式でジョージア全土のダイヤが乗っているのはありがたいんですが、順序がめちゃくちゃで見づらいです。トビリシの発車、着線時間順に並べて時刻表を自作してみました。途中駅の情報は無いので空白です。バクリアニの枝線が行がずれてたりするのは許してください。あくまで私用なので。だいたい合ってると思います。
2019年11月作成
順番があってるだけマシなはずだ。
有能な友人が教えてくれた路線図アプリ。全世界対応。国を切り替えられます。
ジョージアの空港線は微妙に間違ってたり日本は東京大阪京都しかなかったりと些細な問題はありますが良いアプリです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.transit.global