マシュハド メトロ 2020 イランの地下鉄

 

Mashhad メトロです。マシュハドはイラン北東部にある街で宗教的に重要な街。世界で2番目に巨大なモスクと自称する聖なるモスクがあります。そこは偉いイマームの何人かが眠っているということで、シーア派にとっては巡礼の対象地です。(スンニ派にとってはメッカなどのサウジアラビア以外は聖地ではないのでそんなの関係ねえってことらしい)

 

1号線はLRTの車両、2号線はメトロの車両です。2020年現在2路線ですが合計4路線まで増やす計画があります。

 

  • 開業:12. March. 2011 began of operation. (24 April 2011 客の扱いは1か月後らしい?)
  • 駅数:36

Mashhad Urban Railway – Wikipedia

2011年開業と新しい都市交通なので風情はありません。イランには昔からあるメトロなんてものは無く全てここ30年以内に出来たものばかりで例えばテヘランの初開業は1999です。

 

 

1号線

 

 

マシュハド1号線はLRTの車です。Park e Mellat 駅(公園駅)から西は地上ですが、公園駅の東にトンネル入り口がありそこからは地下区間です。椅子はプラスチック。

 

長春軌道客車股份有限公司。长春轨道客车股份有限公司

中華製です。和階号、CHRを作っている会社らしいですね。

 

中国の鉄道はどんどん発展していて日本よりよっぽど進んでいると実際に中国に渡航する経験のある人が言っているのでそれは信じているんですが、なぜかこの車両に関しては車内モニタの解像度が異様に低くザラザラの電波の悪いテレビみたいでした。

中国に恨みは無いですがこれまで輸出してきた折り畳みテーブルがぽっきり折れる客車、補助椅子がポッキリ折れるバス、ギアがゴリゴリ言って入りにくいバスを見ると粗悪品のイメージがぬぐえない所があります。たいてい途上国が購入している車両なので安かろう悪かろうってことなんでしょうけどね。

 

 

 

1号線終点の空港駅 Hasheminejad Airport

 

車両基地がある西側の終点 Vkil Abad

 

車両基地。LRTは両運転台ですがここは車両基地のまわりを囲む円形の線路を客を乗せたままぐるっと回転します。

 

 

2号線

 

メトロスタイル。通常のメトロです。こいつも中国製と思われます。プラスチック椅子です。

車内表示の光が点滅する路線図には西への延伸の1駅分(マシュハド医療大学駅)が既に書かれていました。

 

Shahid Kaveh .西側の終点。ここから残り一駅、 Mashhad University of Medical Science 駅 マシュハド医療大学駅まで延伸するらしいです。

 

Tabarsi. 東の終点

 

 

延伸計画

 

赤の3号線と、オレンジの4号線ができる計画があるそうで駅に広告がありました。

3号線は採掘中。4号線の採掘が2020年夏に開始らしい

 

 

ICカード入手の困難

 

ほぼ全ての駅は無人です。券売機ではイランのバンクカードでしか支払い方法が無いです。国際クレジットが使えないイランでは致命的です。労働力余ってるくせにそんな所節減するのかい。

てか改札に座ってる警備員やめて普通に売る職員の方がいい気がするけど向こうは感覚が違うんでしょうね。せめて中央駅と空港駅には切符売り場欲しいです。改札前に座っている警備員に言って1thousand toman払うと通してくれました。最初の空港駅では何故か無料で通してくれました。

 

1号線の車両基地がある Vkil Abad駅には私が確認した範囲で唯一現金で買えるチケットオフィスがあります。

カード代は200円程度でした。 20 thousand toman = だいたい200円.

アラビア数字が全く見づらく、一々改札で立ち止まるのは怪しいので1乗車いくらなのか把握できませんでした。カード200円の他に50円チャージを足して合計12回程度乗りましたが改札は通してくれたので1乗車5円か8円くらいなんだと思います。

 

 

おわり!

 

 

これがマシュハドメトロです。4時間あれば余裕で全線乗車できます。1 号線がLRT方式というのが変わっていますが、他は特に見所のない都市交通です。ホームには次の列車が何駅前を走っているか表示するテレビがありそこは高評価。写真はうるさい警備員に見つかると止められますがそこまでギスギスしてないので適当にこっそり撮れます。

 

 

これも読んでみませんか