どうもNSZ山本です。
局留めのは、郵便局マニアやコアな旅行者にとっておなじみだと思います。
リュックを先行して送ったり、大きすぎる土産を戻したりしてお世話になっている方多いと思います。
2019年8月、富士山登頂をすることになった山本。富士山頂郵便局は毎年夏に営業している郵便局です。
ここである疑問が浮かびます。
富士山頂郵便局に局留めをしたらどうなるのか?
富士山頂郵便局
住所:〒418-0011
静岡県富士宮市粟倉地先
時間:6:00~14:00
2019の営業:7/10~8/20
富士山頂郵便局の事前調査をしました。簡易ではないんですね。
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風景印の押印 普通通常郵便物の引受(外国宛てを含む) 普通切手等の販売 オリジナル フレーム切手セット「世界遺産 富士山 登頂記念」およびオリジナル商品の販売 |
郵便局公式のによると物の販売しかしていないとのこと。
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普通通常郵便物の引受け(外国あてを含む) 普通切手、オリジナルフレーム切手などの販売 風景印の押印 図案は富士山と富士山頂郵便局の外観。「富士山剣ヶ峰3776米」の文字入り。 レタックスの引受及び送信 |
wikipediaによると、レタックス-電信は行けるそうです。
最後に局情報。
取り扱い可能になっているのは、
- 郵便
- 国際郵便
- e発送サービス
気になるのはe発送サービスの項目。
まさかここでメルカリ出せるのか…? ちょっと今回試しそびれたので、誰かやってみてください笑。報告いただけると嬉しいです。
もう一つ気になるのは、富士山頂郵便局の連絡先が無い。電話回線が無いということでしょうか。聞くのは出来ないのか…
実験する
はっきり言ってクソ迷惑としか言いようがありませんが、どこにも局留めは不可能との文言はないのでダメ元でやってみました。
十中八九むりだけど。ワンチャン山頂で差出した手紙を下げるんだから、上げるのも可能では。
とりあえず実験してみました。
差出
とりあえず、どうでも良いものを詰めて差出します。
追跡
何もわからないままだと困るので特定記録を付けました。
それを眺めていると…
駄目だった。
そりゃそうだ。
富士宮郵便局でターミネイトしてしまいました。
というわけで、
10日放置して、帰ってくるのを待つことにします。
[完]
…
物語はこれでは終わらなかった。
速達が来る
富士宮郵便局から速達が来てしまいました。
おそらく
「お取り扱いできません。申し訳ございません。富士宮局にありますが、10日たった場合返送します」
的なのが書いてあるんだろうと予想しました。
封を開くと以下の文章が書かれた便せんが入っています。
「局留め郵便物についてお聞きしたい事があります。お電話ください。富士宮郵便局XX 電話:XX」(要約)
まじか。
いやいやそこまで気を使わなくても… まさか電話とは。とりあえず電話することにします。
電話する
ピポパ
山「山本というものです。XXさんから局留め郵便物のことで話があるとのことで」
局員「それについてなんですが、どう処理したらいいかお聞きしたくて」
局員「山頂局に送ってくる人は居るんですが、これ分厚いでしょう。中身が入っているのは初めてでして。」
やっべ。
ボスニアヘルツェゴビナで買った銃弾のストラップを入れたんでした。
ちょっとまて。さっきの口ぶりだと中身が入ってない物は送ってくる人は居るのでしょうか?
山「ということは山頂局に局留めで送る人っているんですか?」
局「日封印(日付印)目当てで空の郵便物を送ってくる人は居ます。期間が過ぎると返送しますよね。その時の日封印を押すのでそれ目的で送ってくる人は居ます。」
山「そうなんですね(山頂局に送る奴なんて僕以外にも居たのかよ)」
どうやら、ハガキか定形規格内郵便物のように小さくて軽い郵便物を、印目当てで送る人は居るらしい。居るらしいというよりもむしろ山頂局に送るとすればそれがメジャーらしい。
局「この郵便物ってどうするおつもりでしたか?」
山「局留めなので、山頂に行って受け取るつもりでした。ダメ元で送ってみたんですが。」
山「下ろす郵便物があるので、上げるのも可能なのか思ったりしたんですが」
局「山頂局で受け取ることは出来ないんです。郵便物を保管するスペースがなくて。」
局「局渡しだと本人確認をしてお渡しするのですが、それを管理する台帳も置いてないので。」
山「そうですよね!(そりゃそうだよな!)」
郵便物という貴重品を管理する規定が色々あるらしい。
局「10日間の保管期限があるので、そうしたら裏の住所に戻す形で宜しいですか?」
山「それでお願いします。色々ありがとうございました。失礼します。」
局「失礼します。」
分かった事
- 富士山頂郵便局に物理的な局留めは不可
- 富士山頂郵便局に郵便物を保管するスペースが無い
- 富士山頂郵便局に本人確認をして郵便物を手渡した証明をする台帳(書類?電子かは僕は局員ではないので不明)が無い。
プラス
- 富士山頂郵便局の日付印(ひづけいん、にっぷういん)を返送時に押してもらう目当てで、空の小さい郵便物を送ってくる人は居るらしい。
以下は確定でなく、会話からの推察ですが、
10合目から5合目までは運搬業者?みたいなのが運んでいるっぽく、それは荷を下ろすことしかできない(契約上)(?)。
実際に富士山頂郵便局へ行った
局留めは受け取れないことは確定しましたが、
局巡ラーとしては風景印は欲しいので今夏、電話のやり取りの後日、2019年8月に富士山頂郵便局に行ってきました。
僕は基本的に引きこもりで非常に体力がありません。
須走口からのコースタイム7時間のはずが累計11時間をかけて(老人かよ)富士山頂郵便局に到着。
遅いとはいえ、現実問題運動能力皆無の僕が2000mから3800mの標高差を登りきれるなんて感動です。
きたぜ!
局舎は石積みです。富士山頂奥宮という神社と同じ建物にあるのですね。
風景印を押すために郵便局へ。
富士山頂郵便局の風景印は無事ゲット。
局舎内を見たところ確かに、切手やポストカードの商品を置くスペースはあります。
他の物を置く場所は無いないように見受けられました。つまり狭いです。
一応ここでも聞いてみました(分かり切ったことを聞く山本)
山「ここは差出しか出来ないんですよね?」
局「というと?」
山「局留めってできますか?」
局「無理ですね」
[完]
以上です。
個人的に謎が解けて良かったです。
写真のように最高峰の剣ガ峰は良い感じの天気でした。11時間もかけて登ったおかげで高山病は回避できました。
ただし登山は僕としては異様にキツいので2度と来ないと思います!
完