GTI代表山本です。
これまで撮影した写真が消滅することは最も避けなければならないことです。動画もあると思います。
私は中学生から、最初はデジカメで撮りためた写真があります。消滅したらショック死しますね僕は。
私は万全を期すためにRATOC社のミラーリングケースを使って2つのHDDを使っています。
所有しているのは、
- WD 2TB x2初号機
- WD 2TB x2 二号機
- 3TBx2 3号機
です。
しかし3年前くらい前から、初代HDDのWeternDigital製 2TBに不安が出てきました。
RATOCシステムにはRAID監視マネージャがあります。
RAID状態は「正常」なのですが、各HDDの詳細を見ると「注意」と書かれています。
HDD1はこれ。
- 代替処理保留中のセクタ数 読み込み失敗ブロック数
- 回復不能セクタ数/読み込みセクタ数
に難有とのこと。後者なんて名前自体やばそう。
HDD2はこれ
1400件の問題とかやばくないか。確かに3年くらい前から音がヘンになったり、突然USB接続が切れたりしていました。
ミラーリングは出来ているが、HDD自体には問題がありそう。3年も放置するのも如何かと思いますけど今回ようやく解決しました。
- バックアップをしたのでどの程度かかったか
- RATOCのミラーリングケースでの実施手順
の2点をお知らせします。
後者は既にRATOCの製品を使っている人向けになります。
製品
バックアップ元:WD20EARX
新:マーシャル MAL32000SA-T72
ミラーケース:RS-EC32-U3R
理論値
1TBのDiskコピーにかかる時間を計算してみる | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
こちらによると、USB3.0で1TBの場合、1.95時間。約二時間ですから、2TBで4時間という事になります。
これは理論上の値で実際は大抵それより低いものです。
かかった時間
結論。
2TBを全コピーするのに私の場合、7時間半かかりました。
結構かかったね。
RATOCミラーケース全コピー実施
コピーするにあたってまずHDDを買います。
とりあえず安いのを買いました。2TBが5480円。
(“疑惑”の項目で後述しますがこれは悪い意思決定だったと分かります。安物ダメやで)
3TBは6980円と最早ギャグみたいな値段です。
以下はRATOCミラーリングケースでの実施手順で、
単純に2台のHDDの場合は、windowsかMac上で全コピーして貼り付ける方法になると思います。
外付けHDD解体
amazonでとんでもなく安く5400円で購入した外付けHDD。
安価なので解体を考慮しておらず、マイナスドライバーをツッこみ気合でこじ開けました。
気合です。
解体した物がこちら。
箱、箱のフタ、本体HDD、接続用の基盤、HDDが動かないようにするスポンジ。
5点のみです。外付けHDDなんてこんなもんです。5400円と安価なのでSamsungかと思いましたが、出てきたのはマーシャル でした。MAL32000SA-T72という製品らしいです。
ミラーリングケースの片方を差し替える
私が利用している、RS-EC32-U3Rというミラーリングケース。
RATOC社の説明によると「ホットプラグ可能で、駄目な方をぶっこ抜き、新しいのを差せばOK」
「ディスク故障時は電源をOFFすることなく、すばやく正常ディスクに交換。HDD交換後は自動的にリビルドが開始します。」
USB3.0/2.0 RAIDケース(HDD2台用) RS-EC32-U3R/RS-EC32-U3RWS[RATOC]
信じがたいです。本来は僕は絶対そんなことやりたくないのですが、RATOCの製品開発部と品質管理部を信じて行う事にします。
パカッとな。
ラトック社の外付けケースは9000円台です。それなりに値が張ることもあって、HDDを取り出すためにドライバーさえ必要なく簡単に取り出せます。安物とは大違いです。
メンテナンス性が違いますね。
監視マネージャによるとより不良セクタが多いのはHDD2だったので、HDD2を引っこ抜きます。
ほんの少し外した瞬間
ピーピーピーピーピーピー!!!!!
こええええええええええええええ。怖い。怖すぎる。
ホットプラグなんて嫌じゃーー
監視マネージャのステータスを見ると、HDDが消滅していました。
慌てず新HDDをHDD2端子に差し込みます。差し込んで2秒ほどすると音は消えます。
1分ほどするとHDD2が復活。リビルドが自動的に始まります。
「手動ビルド」と書かれていますが、自動で開始しました。
推定所要時間は6時間。
実際にかかった時間は7時間半でした。推定時間より長めになりました。
新しく刺した方の健康状態は”良好”になっています。マスターディスクをHDD2に変更して終了。
交換前は生の値が200を超えていた、C6回復不能セクタ数が0に。これが普通なんですね。
疑惑
安物を購入した私の問題なのですが、固体の名前がいい加減です。
Generic S200 Hard drive
ジェネリックって何だ?過去の技術を使っている?なんでしょうかねこれ。
こじ開けたところ、中身は、MAL32000SA-T72 です。そのバルク品の評価を見ると☆3.5。人によっては早い時期に壊れる運ゲーHDDのよう。(壊れない物は壊れないけど以下略)。製造ラインや品管理が甘いものと思われます。
ドン底値の外付けHDDはこのようなリスクがあります!
バルク品は,中身が覆い隠され秘匿した外付けHDDと違って評価はそのHDD自体の物になりますし、バルク品を買うようなユーザーの評価だから信用できると思います。
4TBが8465円で売ってます。5400rpmです。
今回はもう買ってしまった上にバックアップは完了したのでこのまま行くことにします。
変なもの買っちまった(後悔)
古い方
先程引っこ抜いた古い方を、元元あった外付けHDDの端子に埋め込んで起動した所、きちんと反応しました。
1点だけ、ミラーリング中の元のケースをPCに接続してる場合、HDD割り当て名が同じのため、同時接続はできませんでした。
(RATOCのミラーリングから外したHDDを別の接続端子に刺した場合)
Windows8 – ディスクの管理を起動する方法 – PC設定のカルマ
上のスクショのように、違うパソコンに刺して表示を確認しました。
どうせ同じ内容の3つ目の(少し動作が不安な)HDDですし、同時に刺す必要はなし。問題ないでしょう。
以上です。
今回分かったことは
- 2TB はコピーに7時間以上かかる。
- バルクを買った方が良い。安物HDDで写真を喪うかも(運による)
正直、値段関係なく駄目な時は吹き飛ぶんですけどね笑
バックアップは大切にしていきましょう。
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ウエスタンデジタル ウェスタンデジタル
WD20EARS