【完全無料】ロシア電子ビザ解説【ウラジオストク/サハリン etc】

 

 

 

どうも NSZ山本です。

 

ロシアと言えばビザの取得が難しい事で有名です。

近年緩和されて

完全無料で自宅から申請、PDFの電子ビザが発行されるシステムがあります!

 

これは得です。

「電子ビザ」を用いたサハリン州でのロシア入出国についての注意点(平成30年9月改訂) : 在ユジノサハリンスク日本国総領事館

 

 

電子ビザのここが凄い

 

電子ビザは

ロシアビザにこれまで悪夢のように付き纏っていた、旅程表や旅行会社のバウチャーなど、七面倒くさい書類が一切不要です。

裏技で有名な空バウチャーさえ不要です。

 

良い時代になったもんだ。

 

申請ミスさえなければ必ず出ます。

 

発給される国が凄い(?)

 

ウラジオストク自由港を訪問するための電子ビザ取得 – ロシア連邦外務省領事局

2019年6月現在、電子ビザ対象国は以下の国民です。

アルジェリア、バーレーン、ブルネイ、インド、イラン、カタール、
中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、
クウェート、モロッコ、メキシコ、アラブ首長国連邦、オマーン、サウジアラビア、シンガポール、チュニジア、トルコ、日本

 

なんとも言えない国々のラインナップに入っています。

凄いか凄くないのか…

 

 

電子ビザ概要 – 行ける地域

 

2019.06調べのものであり、最新を調べる場合は必ず各自でお願いします!新たな州がまた追加されるかもしれません。

ウラジオストク自由港を訪問するための電子ビザ取得 – ロシア連邦外務省領事局

 

 

地図

行ける8つの地域です。

  1. Primorsky Krai (ウラジオストク)
  2. Sakhalin Oblast (サハリン)
  3. Kamchatka Krai
  4. Amur Oblast
  5. Khabarovsk Krai
  6. Chukotka Autonomous Okrug
  7. Buryatia
  8. Zabaykalsky Krai

 

日本人は、1 プリモリスキー州(ウラジオストク) と2サハリン州、5ハバロフスク州 は現実的な行先です。他は現実的には行きづらいです。

 

入国する場所は、指定の空港or港or鉄道or自動車のチェックポイントである必要があります。

上の地図上の色付きアイコンで示してあるものです。

 

電子ビザの制約では申請した州から出てはいけないルールがあります。

日本で例えるなら、東京都のビザで入国した場合神奈川県に入ったら違法ということになり

シベリア鉄道を小田急に例えたら登戸に入った瞬間違法という感じです。

 

 

出さえしなければ州内でロシア国鉄に乗車しても大丈夫です。私はサハリン州内のロシア国鉄に普通に乗車しました。

 

 

 

 

日本人が現実的に入国しやすい空港は、

これらは成田から直行便が飛んでます。

 

(2)のウラジオストクについては、運賃は高いものの境港から船があります。

プラス、中国の吉林省から鉄道ルートが2つ道路が1箇所あります。

中国でバックパックしてる人で、気分が変わってロシアに行きたくなったら、ひょっとしたら良いかもしれません(?)。

中国に再入国するなら要注意ですが。

(陸路は理論上できるらしいですが私はやっていないので保証は出来ない)

 

 

北京経由航空便ごり押しで行けるのは、(私はやったことないので保証は出来ない)

(3)のカムチャツカについては、夏限定で日本からS7航空の直行がある可能性はあります。

 

 

最後に

Anadyr空港(6チュクトカ)、Blagoveshchensk(4)、は調べた限りロシア国内線しかないようです。

上記の2州(空港)はロシア国内他州を経由するしか辿り着く方法が無いので電子ビザで行くのは実質無理です。

ひょっとしたら凄い探せば国際線があるかもしれません。後は飛行機をチャーターするという最終手段がありますが、そこまでするなら普通にロシアの通常ビザ取った方が速いと思います。

 

 

電子ビザ概要 – 滞在日数&申請期間

 

  • 入国4~20日前に申請できる
  • 8日間の滞在が可能
  • ビザは有効期間は30日のものが発行される

 

申請は基本的に48~72時間で通ります。

 

若干分かりにくいんですが、

旅行予定が4/1~4/8として、20日前の3/10に申請した場合、17日前の3/13にビザを入手できます。

ビザは、3/14~4/13の30日間のビザが発行されます。すると

旅行予定の4/1~4/8がカバーできるという仕掛です。

 

行く日程を意図的に遅らせて、4/4~4/12に実際に滞在しても別に良いらしいです。逆に早めても良いのです。

 

 

用意するもの

 

パソコン

スマホで無理やりやる方もいらっしゃるかも知れませんが、文字が見切れていたりしてリスキーです。出来ないことは無いかもしれませんが…

あるならパソコンを使った方が良いと思います。

 

用意する物おわり。

パソコンさえ用意すればオッケーです!

 

 

方法

 

ウラジオストク自由港を訪問するための電子ビザ取得 – ロシア連邦外務省領事局

 

入力方法を説明します。上のサイトからスタート出来ます。

基本的にはラテン文字で書いていけばいいです。

 

最難関の証明写真については後述します。

 

 

①最初にe-mailとパスワードの入力があります。

emailに入力したメールアドレスビザ申請時、ビザ発行時、下書き時に連絡が来ます。

パスワードは申請中のステータスを見るのに使います。

 

 

②自分の個人情報を入れます。ここは普通に入力していけばいいです。

 

②ビザ詳細を入力します。

 

入郷する州を選びます。私はサハリンに行くのでサハリンを選びました。

 

ホテルについては、予約書などは必要ないので、行く予定のホテル/ホステルを書きましょう。

この申請書提出後にホテルを予約しても問題ないという事です。というか適当で良いです。

流石に実在するホテルを書くべきだとは思います。

 

渡航歴は無ければNoで。あればyesで記入しておきましょう。私は一度行っていたので書きました。

一度渡航していると、信用されたりすることもあるんですかね?

めんどいからって渡航してるのに渡航してないとか書いて不正直な申請扱いされるのも良くないのできっちり書きましょう。もうね。ロシア怖ろしいから。

 

 

③Document Details

 

パスポートの情報を入れます。

身分証明書は普通のパスポート (赤か黒の日本国旅券/査証)ならば、Tourist passport でOK。

 

 

④Contacts and occupation

居住している住所と、職場を書きます。

職は無職か、働いてるか、学生です。

家にしても職にしても無いという選択肢があり、家が無い人やニートにも配慮してくれているロシア。

 

 

⑤ロシアの親戚

親戚は居ないので私はスキップしました。yesにすると住所が出ます。

居る人は書いてください。

 

 

⑦申請者の写真

 

ここがやばいです。

 

こんな条件見たことねえ。

 

 

正気か?

 

縦45mm*横35mmで20kb~30kbにしろって何だこれは。

同人誌でも刷った事ある人じゃないと無理やろこれ…(白目)

それなのに、dpi数は指定してないしマジでやばいな。

でも実は、

厳密にはそこまでピクセル数、画像のkb数は細かくないです。

だってピクセル数とmmって別物ですし。

 

さらに

トライアンドエラーで行けます。

条件を満たしていないとエラー文言が出ます。

エラー文言が出なくなるまでやれば確実にOKと本サイトで明言は出来ませんが、ほぼ大丈夫だと思います。(僕+知人2名は全員ビザ下りました)

 

要件に出来るだけ近いように撮影し良い感じにトリミングリサイズしてアップロードしてください。

私の場合sai先生で45*35mm を300dpiにし圧縮率70~80%程度のjpgにすると、概ね20kb~30kbになり、一発で通りました。

 

余談ですが

髪が耳と眉毛にかかった写真で出してしまい、私は拒否されるのではないかとビクビクしてたのですが通りました。

ただし万全を期すため

眉毛や耳は出しておいた方が良いと思います。ヘアジェルで固めまくるか、ピンなどで留めて、顔の輪郭をハッキリ写した方が良いと思います。

 

 

 

 

⑧最後に確認画面があるので、誤っていないか確認してください。

 

 

 

所要日数

 

48~72時間でビザが出る仕様のようです。

私の場合は木曜日朝8時に提出し、土曜日の朝8:10にビザが発行されました。

友人で48時間で出たという人は居ます。

 

ロシア連邦外務省によると4日以上音沙汰なかったら自分で領事館行けとのこと。

不運にもシステムのバグでも起きない限り4日以内に必ず許可 or 却下の結果は返ってくるらしいです。

 

 

写真の所だけ気を付けていれば問題ないと思います。

まじであり得ないよね。写真の要件。

 

 

ビザ発給

 

ビザが発給されたらpdfでダウンロードできます。

 

 

スマホ保存も認められているとロシア外務省は行っていますが、航空会社のカウンターで出発時に提示を求められるため、

画面を見せオンリーは無理です。

印刷してください!

 

あの鉄壁ロシアのビザが旅程表なしに出てくるなんて感動ものです。

写真を上げたいですが公書類だからネットには載せるなとロシアは言ってるのでモザイクを掛けました。

 

 

 

実際に電子ビザで入国してみた

 

まず、日本から出発する際に航空会社のチェックインカウンターでビザの確認がされます。

印刷はしておいてください。

 

印刷を忘れたらスマホからコンビニのコピー機にWifi転送して印刷は出来ます。ですがこれは最後の手段です。

アプリを入れなければならないくてユーザビリティは低いです。つまりめんどい。

 

 

今回オーロラ航空の成田直行を利用しました。

 

いよいよロシアに入国します。大丈夫に決まってるんですが、やはりドキドキしますね。

台湾やヨーロッパなど、当たり前に簡単に行ける国では味わえないドキドキ感があります。オソロシアだから。

 

 

行けました!!!

 

 

 

この電子ビザの最も良い点は、

ビザ代行業者に不親切な料金を提示されることも無く、または都内か大阪の領事館までわざわざ予約してはるばる行く必要が無い事です。

家で出来るんだから。

 

 

引きこもりにも出来ます!

良い時代になったもんや。

 

 

良い旅を!

 

 

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