ジョージアで髪を切ったら200円だった

 

海外で髪を切る inジョージア

セルゲイソ連スキーです。

海外旅行の前にバッチリイけてる見た目にしてから出国しよう。そう気合を入れて出かける人が居るかもしれません。または旅行期間が割と長めだと旅行中に髪が伸びることを想定し予め切っておくなど。

しかし別の手段はあります。ぼっさぼさの髪で出国し海外で髪を切ればいいのです。

髪が伸びない人種は今のところ発見されていないので海外に床屋が無いわけはありません。国にもよりますが日本より安く済むかもしれません。

海外で髪を切るシリーズ

 

海外で髪を切るシリーズは2回目です。前回はウスリースクで髪を切りました。

【700円】ロシアの床屋で髪を切ってみた

 

前回ウスリースクでは「とりあえず短くしてくれ」と雑なリクエストをしたところ、ウスリースクは中国に近いからかどことなく中国人っぽい髪型になることに成功。

果たして今回はどんな髪型にしてくれるか。まあ男なので大してレパートリーないけどね。

 

 

場所

 

 

Didube、トビリシ市内北の方にあるバスターミナルとメトロ駅とマーケットがひしめく地帯です。適当に歩いて探した範囲でこのDidubeマーケット内に少なくとも4件は髪を切る場所がありました。

 

その中で今回行った場所はスーパーマーケット横の店です。ここは私がいきなり突撃したのではなく2日前に既に友人が切ってきてとても安価と報告してくれた店。口コミというのはこうして広がるわけです。安心して入店できます。

もちろんDidbe以外の他のメトロステーションの地下や街中に結構床屋はあるのでどこでもいいと思います。

 

通されると既に2人が散髪中で、空いている席に座らされました。待ち時間なくてラッキー。

太目のおばさんがどう切るかをジョージア語で聞いてきます。

私はどう切るか答える必要があります。

 

成長しました。前回の私とは違います。

今回はもっと具体的に言うことにします。

 

「ジェットリ―」

幾分分かり易くなったでしょう。笑いを取ることに成功しました。流石に我ながらアホすぎるので刈上げて良い事をジェスチャーで説明。

 

 

刈上げ

 

髪切りスタート。この時点で13:30

まずはバリカンで横や後ろを借り上げていきます。時間を結構かけて切ってくれます。3カ月前ロシアで切ってから放置していたので量が多いからね。

仕上げで電動カミソリを使ってきます。この電動カミソリの振動が半端なく結構怖いですが目を閉じて地中海の小波、具体的にいはパルマ島のPort de Sollerに居る状況を想像し全てを委ねることにします。

 

流石に日本人来店は珍しいらしく話しかけてきました。ジョージア語はしやべれるのか?と聞いてきます。No と答えると、ジョージア嫌い?と言ってくるんですがそんなわけないでしょ。面白い国です。I am Toursitとか答えておきます。滞在期間は2週間で習得できる気がしないジョージア言語。

太目の女性は同僚の散髪師と僕が理解できない言語で楽しそうに雑談しつつ順調に髪を刈上げ進めていきます。

たまに肩をたたいてオーケーかと聞いてきます。それは私はすべてを委ねて地中海に居ることになっているので全部OKと言います。耳横のもみあげを直線で真横に切っていいかとの旨を聞いてきますが、すべてを委ねているのでもみあげは直線になりました。

 

 

金額

 

ところで値段は約200円でした。

5ラリで、この時のレートは1ラリ=38円だったからより正確に言うと190円。どこかの電鉄の初乗り運賃みたいな値段で切ってしまいました。

前回ロシアのウスリースクは約600円で日本で切るよりコスパ良いじゃんという結論に。ところが今回190円というとんでもない新記録を出してしまった。もう日本で髪を切るのがアホすぎる。いま日本で切ったら最安1100円程度です。その金額あればジョージアで5回切れます。

 

 

ハサミで頭頂部の毛髪を切る

 

刈上げが終わると頭の上の方をハサミで切ります。この時点で既に少なくとも20分以上の時間がたっていてたった200円でこんな丁寧に切ってもらう事に罪悪感を覚え始めていますが、完全に僕の都合なのでその罪悪感は全く意味を成しません。ジョージアとしては適正な市場価格で取引は行われました。

 

頭頂部分の伸びまくった髪の毛は順調にジョージアの大地の上にある床屋の床に落下していきます。太目の女性の巨乳がたまに肩に当たってきます。ポリコレ的に問題のある発言ですが僕の人生には何一つ正しい事のない負け犬の人生なので問題があっても良いことにします。文句があるなら無限個ある並行宇宙のどれか(リックアンドモーティの見過ぎ)に僕が弁護士の世界があるのでそこの法律事務所に問い合わせてください。

ハサミでの作業も時間をかけています。切り終わったかと思うと更に最後にヘアジェルみたいなので整えてもらいます。200円でヘアジェルつけてくれるのかそんなことがあり得るのかよ。

 

 

終わりました。ヘアジェルのおかげで右に髪が流れています。

口元が隠れているとはいえ僕の表情は朗らかで笑みを浮かべているのがわかるとおもいます。高い顧客満足度を示しています。

 

 

ビフォーアフター

 

髪がのびきっただらしないキモヲタから髪を整えたキモヲタになりました。

僕はヒョロヒョロの弱い低身長ヲタクなのでカンフーはできないですしジェットリ―にはなれませんでした。終了時点で14:10頃。40分もかけてたった190円すげえなあ。3か月分の毛髪を190円で抹消できて目的は達成しました。次回も3カ月後くらいに某国で髪を切るつもりです。

 

その後

 

ひとつだけデメリットを上げるとするならば、日本の千円床屋のように掃除機で髪破片を吸い取るシステムが存在せず、帰宅後かなり細かい髪の毛が見られました。スマートフォンをいじっているとスマホ画面上に髪破片が10以上ある始末。せっかくヘアジェルで整えてくれたけれども即でシャワー浴びました。

帰宅後即シャワーを浴びれば大した問題にはならないはずです。

 

結論

 

  1. 200円
  2. 丁寧
  3. 散髪後スマホ画面に髪の毛が落ちないためには即シャワーを浴びる必要

 

3つ目はデメリットのように見えますが実際問題些細な事です。どうせシャワーは浴びるし。

 

 

ジョージアで髪を切らないなんて馬鹿げてるぜと言いたくなるくらい顧客満足度の高い体験ができました。ジョージア渡航前はぜひ髪をのばしっぱなしにして渡航することをお勧めします。日本なら1100円かかるところを200円で済んで、余った900円でさらに2,3泊できます。

 

繰り返しますがジョージア渡航前はぜひ髪をのばしっぱなしにして渡航することをお勧めします。安くて丁寧です。

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