リトアニアの古い橋 マジェイカイ Pumpurai Bridge, 駅舎, 博物館

 

 

マジェイカイ

 

マジェイカイという小さな町がある。

Mažeikiai – Wikipedia

人口は約32000人で、リトアニアの中では北の方にあり、ラトビア国境に近い。

ここでたまたま古い元鉄道橋を見つけたので紹介する。

橋訪問日 2022.09.27

 

乗り鉄

 

マジェイカイなんてまず用事があるような場所ではないが、乗り鉄ついでに訪問した。

一番左上にあるのがマジェイカイ。

 

マジェイカイ駅

 

マジェイカイはシャウレイから1本で行くことが出来る。旅客線の終点だ。(貨物は北西へ続いている)

こういうどうでもいい街に来るのも、乗り潰し目的なので、鉄道があってこそだ。バスのみだったらわざわざ来ない。

 

駅舎は、1876年に建てられたかなり由緒ある建物だ!2003年には州の文化財に登録

 

Wikipedia によると 「1869年 リエポヤ – ロムナイ鉄道の建設がマジェキス経由で開始されました。1871年 9月4日 マゼイキアイ駅が開業しました。2 年後の1873年、マジェキウとリガが鉄道で結ばれました(マジェキウ – リガ鉄道が建設されました)。11月3日 2 番目の鉄道駅 (ミンタウヤにちなんで名付けられた) も営業を開始しました。1876年 現在の鉄道駅舎が建設されました。」とのこと。

また、「2003年 マジェキアイ鉄道駅舎は、歴史的および建築的価値があるとして、州の文化財登録簿」

だそうだ。

 

1876年の建物には入ってみたいが、現在は開放しておらず、切符は車掌から購入する。

 

 

古い橋 Kurmaičių geležinkelio tiltas

 

滞在中に、橋を偶然地図上で発見したので路線バスと徒歩で向かった。

 

場所

場所は、街の中心から西へ10kmほど

 

最寄りのバス停- Kurmaičiai の集落にある – から600から700mほどダーチャ街を歩いていく。割とすぐ着く。

 

全体はこんな感じ。見張り棟が互い違いに立っている。左手に現役の橋がある。

朝は秋リトアニアにしては奇跡的に晴れていた。

 

朝光線を浴びる見張り棟。レンガ造りでつよそう。

 

アンダートラスを横から見る

 

 

看板

 

BUILDING COMPLEX OF RAILWAY BRIDGE IN KURMAICIAI 

この解説によると、

「この橋は、Venta川を越えるため Liepaja Romnai 鉄道の一部であるLiepaja – Kaisiadorys の区間として作られた(1869-1915)

最近は Pumpurai 橋 という名前で知られている。これは近くの駅がPumpurai駅だからだ。

この橋はWW1の間にロシアとドイツとの戦争で破壊された」とのことだ。

EUなのでこんな見捨てられたような所にも丁寧に看板がある。看板からは、建造年ははっきりしない。

 

Skaitykite daugiau: 

上の2017年の記事によるとこちらの橋は1904-1905年製で、

新しい橋の方は10年前(つまり2007年頃?)につくられたものらしい。

 

 

ゆる鉄橋マニアなので、好き

 

崩れかけた鉄橋の上を歩くのは趣味だが、今回のは鉄橋の両端が切断?されておりアプローチが相当難しいのと、もうアラサーなのでやめた。

もし新鉄橋のほうに貨物が走ってきたら廃鉄橋と絡めて撮るつもりだが結局来なかった。

仮に来たとしても牽引機は新しめのボンネット型か、シーメンス顔のディーゼル機関車である。

 

日本の鉄橋の例:

【廃鉄橋】興浜南線 御西川橋梁に行ってみた

 

 

周囲の様子

 

新しい橋は、1度だけ地元民が犬の散歩のために通過していった。(貨物は本数かなり少ないので散歩道として利用可能)

地殻の道路は、周辺にどこか工場?のようなものがあるのか、時々ダンプトラックが通過する。かなりたまに自家用車も通過する。

 

とはいえ、基本的には鳥の声のみ聞こえる静かな場所で、静養にはもってこいである。

 

 

新しい橋

 

新しい橋はコンクリート製で、レールは光っている、航空写真を見ると 北西10kmあたりにコンビナートっぽいものが見えるので運が良ければ貨物が撮れるだろう。僕は運が悪かったので撮影出来なかった。

 

 

心霊スポットらしい

 

放棄された橋で彼が見たものが信じられなかった:「想像力がいたずらをしていると思った」

Negalėjo patikėti, ką pamatė ant apleisto tilto: „Maniau, vaizduotė krečia pokštus“

このネット記事によると、心霊スポットであり夜中に行くと物音が聞こえるらしい。

 

 

夜中に来れば誰だか知らないリトアニア人の幽霊に会えるかも。僕は唯物論支持派なので見えないと思うけど。

 

 

行き方

 

バス

Tvarkaraščiai

上から二番目近郊バスに乗れば行ける。

Mažeikiai – S.B. Kurmaičiai

7.50, 10.55, 14.05, 17.00

 

なお周囲のダーチャは、ロシアのウランウデにあるガチダーチャと比べて明らかに文明度が高く、ツイッターによると当時の僕が驚いていたことが伺える。

 

 

リトアニア観光スポット是非お勧め第一位なので来てください。

 

 

マジェイカイ他のスポット

 

マゼイキアイ他の名所を紹介する。

博物館

 

マジェイカイの市の博物館。

 

住所:

Mažeikių muziejus

V.Burbos g. 9, LT-89218, Mažeikiai

 

料金:

大人2ユーロ 学生1ユーロ

入場料はかなり安い。見る物は、マジェイカイ周辺で発掘された出土物が2階にある(数年前に大調査があったらしい)

1回にはアート (市民が書いたやつ)などが置いてあった。

 

学芸員はロシア語可のおばさんで、2階で遺跡発掘についてのVTRを見せてくれた。

 

マゼイキアイ周辺には他に

Rašytojos Šatrijos Raganos memorialinis muziejus

Viekšnių vaistinės muziejus

Lietuvos aviacijos pradininko A.Griškevičiaus muziejus

Prof. M. V. V. Biržiškų ekspozicija

この4つミュージアムがあるらしいが、時間がないしManiaすぎて外国人が行くほどではないと思い行っていない。リトアニアに移住したら行こうと思う(行けたら行くWA

 

 

あとはLidl や Maxima といったスーパーマーケットがある(つまりこの街はそんな見るもんない)

 

 

おわり!

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