【局巡り】板橋新河岸団地内郵便局へ行ってきた【2019/3/8最終】

 

 

 

イントロダクション

 

お疲れ様です。NSA山本です。

 

今日はいつも身近にある郵便局が主役です。

 

郵便局と家は、普段当たり前のように利用していて、ずっとあるように思いますが、

実はかなりの数が増減していることをご存知ですか。

 

 

例えば2018年の郵便局の増減や移転改称はこんな感じ。郵便局開局情報を基に作成しました。

 

2018年の郵便局変動一覧

簡易廃止開局一時閉鎖再開移転改称合計
普通5948385613169
簡易4208642236199
合計479134807919368

移転・改称が同時に行われる場合別カウントになるので、開局情報より件数が多く出ています。

上の表はは目視ではなく一応正規表現でつくりました。

 

開局+再開が89件に対し

廃止+一時閉鎖が181件です。

減少が増加の2倍です。

 

郵便局は年間でかなりの数が廃局、開業、移転、改称が全国で起きていることが分かります。

全国の郵便局数は約24000件です。

つまり廃止についていえば、2018年には0.7%が廃止されました。1000件に7件です。それなりの件数が消えています。

 

 

 

開局情報(開局・一時閉鎖等) – 日本郵便

 

 

潰れる数は普通の郵便局よりも簡易郵便局の方が多いようです。

 

郵便局数の推移によると、2018年は2012年と比較して直営郵便局は-94件、簡易郵便局は-137件です。

 

郵便局全体の数は2012年の24233件が2018年には24002件となりました。

2019年には2万4千ネットワークではなくなります。(しょうがないと思うけど)

 

 

 

局巡りという趣味

 

全国の無くなりそうにない郵便局や、無くなりそうな郵便局を回る「局巡ラー」なる趣味があるのです。

24000件あるすべてに行ってしまった人も居るとのこと。

 

郵便局ガチ勢は、廃止日を「開局情報」で調べます。ネットが無かったころは官報のページを繰って探していたそうです。

 

そして運命の最終日、日付の入った消印を押し、貯金してスタンプ、他にもよくわからんアイテム(?)を押してもらうために、目指す郵便局へ向かいます。

北海道だろうが沖縄だろうが行きます。

午前に行ってはいけません。午後の消印がその日廃止される郵便局の最終時間のものだからです。

凄すぎて私には真似できません。

 

 

左の横浜小野郵便局は廃止済みです。最終日の2018年9月10日に行きましたが、私は気合が足りないので午前の印です。

右は那覇空港内郵便局で、2018年9月に行きました。2019年2月22日が最終日とのこと。私は気合が足りないので最終日に那覇まで飛べません。

 

 

 

私は局巡り趣味のライトユーザーです。全郵便局の10%くらいは行きました。

 

一般的な観光旅行だと「ここ観光しろよ」みたにお膳立てされた所にしか行けませんが、郵便局巡りでは普通の旅行じゃあ100%行かないようなどうでもいい場所(失礼)に行けるのが、私は気に入っています。

 

 

今回は、移転改称により「二度とその局名のスタンプが貰えなくなる」郵便局のひとつに行ってきました。

趣味人としてはもう二度と行けないとなると、どうしても行ける内に行きたくなるのです。

それが板橋新河岸郵便局だ。

 

 

 

 

板橋新河岸団地内郵便局ってどこ?

 

東京都板橋区にある郵便局です。

名前の通り「新河岸二丁目アパート」という公営団地の中にあります。

この新河岸二丁目アパートが老朽化により解体、建て替えとなるため、この郵便局も移転となります。

 

最寄り駅は都営三田線高島平駅で、そこから北へ1.1kmほど行ったところにあります。

 

 

板橋新河岸団地内郵便局

 

やってきました。

 

こんな感じ。新河岸二丁目アパート第15号棟にくっついた形です。

1階部分から飛び出してます。

 

工事フェンスに囲われていたりベランダから生活臭が無いことからも分かる通り、既に新河岸二丁目アパート15号棟は住民が退去済みです。

団地ごと解体予定となっています。。

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「~~内郵便局」って名前が良いんですよね。

 

移転・改称は2019年3月11日に行われます。

移転後は約1km移動し、高島平駅のすぐ近くになります。1kmも移動した上に名前も変わるので、全く別の局感あります。

 

改称後の名前は「板橋高島平八郵便局」です。

地名+丁目 形式の東京の郵便局にしばしばみられるタイプ。あんまり特徴が無い…

 

ひと昔前の街の医院ってこういう感じのガラスの壁多かったですよね。この郵便局の壁もそうです。

ツクールのマップチップみたいなグリッドになってるやつ。

 

この局名看板の下を、これまで多くの団地の住民たちや団地妻たちが行きかったことでしょう。

己が郵便局であることを人々に知らせる役割も、もうじき終わります。

 

スタンプも無事ゲット。

 

 

さよなら板橋新河岸団地内郵便局。

しかし、改名されたとしても板橋新河岸団地内郵便局が滅ぶわけではありません。これからは板橋高島平八郵便局として歴史は続いてきます。ジャスコがイオンになったように。

3/11からは新局舎で平日毎朝9時にシャッターが開かれ、多くの板橋区民を迎え入れる事でしょう。

 

 

取材日:2018年1月30日

 

 

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