ロシア トラム 新旧チケット 都市一覧 2019
3カ月のロシア旅行がひと段落したので、この期間に乗ったトラムのチケットをまとめてみました。訪問は全て2019年8月末から11月です。流石に私もすべて回ったわけではありませんが行った10都市では現状どの都市がレシート書いておきます。
- ウラジオストク:長いレシート 14RUR
- ハバロフスク:旧 25RUR
- イルクーツク:レシート 15RUR
- アンガルスク:レシート 20RUR
- ウソリエ シビルコエ:レシート20RUR
- ウランウデ:旧 15RUR
- ウスチイリムスク:旧 40RUR
- クラスノダル:レシート 28RUR
- ピャティゴルスク:レシート 21RUR
- ヴラディカフカス: 旧 13RUR
行った場所が偏ってますね。
こちらのロシアトラムムックは必見です。これによると2014年時点で65都市あるとのこと。しかしいくつかは2019年までに廃止しています。とはいえロシアのトラムが一覧になって資料的価値がある本です。10都市回ったのであと6倍行けば全部言ったことになるのか白目
チケット
ちぎる紙
ハバロフスク Khabarovsk Хабаровск
これをもらうためにロシアに行くようなものですね。それは流石にないですけど、このチケットを渡されて喜ばない人は居ないでしょう。ハバロフスクは1ルーブル値上げしたのか、24と1ルーブルの紙を渡してきます。車掌めんどそうですね。
ウランウデ Ulan-Ude Улан-удэ
絵が描いてあってかわいいですね。
ウスチイリムスク Ust-Illimsk Уст-Илимск
裏に青いはんこが押してあるのがポイントです。40ルーブルで高価。利用客が少ないせいなのかもしれません。ただし、乗客はほぼ確定で通勤利用なので、このチケット自体があまり活躍していないようで、1回1回払って乗ってる客がめったに来ないような感じでした。車掌は居らず(早朝は居るのかもしれません)、運転士に払います。運転士が面倒だからか5回乗ったのにチケットは1回しかもらえませんでした。
運賃はガバガバで、40RUR, 0RUR, 50RUR(釣りくれない) ,RURと1度も同じ運賃で乗っていない有様。リンク先でウスチイリムを記事にしています。
ヴラディカフカス Vladikavkaz Владикавказ
素晴らしい。運賃は13RURと最も安い。なぜか赤の他に緑のチケットもありました。МШ-006 と ВГ -002 というところが違いますが何なんでしょうかね。
ヴラディカフカスではタトラカーのみが走っているのでロシア感は少ないかもしれませんが、車両の状態は割と良いです。タトラカーに乗ると、やはりKTM5と比べて乗り心地が良い気がします。料金は運転士に払います。
よくあるレシート
イルクーツク Irkutsk Иркутск
運賃は15RURで安いです。
ウソリエ シビルスコエ Usolye-Sibirskoye Усолье-Сибирское
ここは利用客が多く車掌あり。沿線で撮影していたところトラムおばさん運転士車掌が両方とも運転席に集まってピースしてきました。陽気です。
アンガルスク Angarsk Ангарск
アンガルスクのトラムは寂れていて2032年に廃止する予定があります。wikipedia情報なので確実とは言えませんが2019年訪問時も確かに寂れていて、既に2路線が廃止済みなので潰れる方向なのかしら。
車掌は早朝のみ乗車、それ以外は運転士からチケットをもらいます。前払いでした。
ここは潰れる前に早めに行っておくとよいかもしれません。
クラスノダル Krasnodar Краснодар
28RUR、結構高いです。トラム自体はKTMとタトラを同時に見られて面白い街です。
ピャティゴルスク Pyatigorsk Пятигорск
連接車両は車掌が居ますが、タトラの1両には車掌は居ません。運転士に金を払います。運転士は端末で毎度発券していますが面倒だからかチケットを渡さない時があり、前の客のチケットも連なっていました。上の0RURは私の前に出ていった老人のなので高齢者割引らしい。
本当にただのレシート
Vladivostok Владивосток
トラム用のレシートを上回る残念さを誇るのがこのタイプ。唯一ウラジオストクで出ました。残念にもほどがあるでしょ。ひどくね
トロリーバス
番外編でトロリーバスでも昔のチケットが残っていました。アルマヴィル:旧 25RUR
アルマヴィル Armavil Армавир
横書きチケットは珍しいですね。
マイコップ Майкоп
トロリーバスと書いてあるのに絵が流線形の列車なのはなぜなんだろうか。
おわりに
結構古いチケットは無くなってしまってますね。
行きやすさではハバロフスクやウランウデが旧チケットをゲットするには良いかもしれません。特にウランウデは絵が可愛いのがポイントです。
ウスチイルムスクは行きづらいですが達成感はありました。
参考書籍
ロシアのトラムを全て個人で確認するのは、wikipediaやUrban rail netで確認することは可能とはいえ面倒です。このトラムブックにはロシアの2014年時点のすべてのトロリーバスとトラムがまとめられていて有用です。ロシアから取り寄せですが送料や送金手数料を含めても1万円以下で手に入れられます。ぜひ。